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Linuxがどんなところで使われていて、勉強するのにおススメの方法があるなら知りたいな。
この記事ではこのような疑問について解説していきたいと思います。
Linuxは世界中で使われているオープンソースのOSであり、プログラマ―やSEはもちろん、特にサーバー系インフラエンジニアにとっては欠かせないスキルとなります。
Linuxエンジニアを目指している方、Linuxの勉強をしたいと思っている方は是非ご覧ください。
Linuxとは
大きな特徴が3つあります。
- オープンソースのOSで、基本的に無料で使うことができる
- ディストリビューションと呼ばれる様々なパッケージが存在する
- PC用ではなく、サーバー用として活用されることが多い
Linuxはオープンソースであるために、使い方やカスタマイズは自由です。
それゆえ、様々な開発者たちが独自のパッケージを作り上げ、Linuxのディストリビューションとして配布しています。
ディストリビューションの数は500種類を超えると言われていますが、ベースとなっている系統が大きく3つあります。
- RedHut系
- Debian系
- Slackware系
ここではLinuxにも色んな種類があるんだなと思ってもらえればOKです。
Linuxが使われているもの
OSとして様々な用途に使われています。
サーバーOSとして
普段特に気にすることはありませんが、インターネットサービス(SNSや検索エンジニア、ECサイトなど)はサーバーがあってこそ成り立つサービスです。
そしてそのほとんどのサーバーにはLinuxが使われています。
各端末(PCやスマホ、タブレット)から、例えばSNSのデータが入っているサーバーにアクセスすることで、その情報を得ることができるという仕組みです。
サーバー1台1台にOSが必要になるわけなので、Windowsのようにライセンス料を払っていたら、とてもじゃないですがやっていけません。
Linuxが無料で使えるという恩恵は、エンジニアや企業だけでなく、私たちの私生活にも影響していることなんです。
Web開発環境として
Web開発を行う時に有名な開発環境として、LAMP(ランプ)環境というものがあります。
Linux, Apach, MySQL, PHPそれぞれの頭文字をとった開発環境の呼び名です。
ちなみにこの環境は全てオープンソースとなるので、開発コストが抑えられるというメリットがあります。
SEやプログラマーの人であっても、良く使われる開発環境となりますので、Linuxは扱えるようになっておくとスキルの幅が広がります。
Iotや組込みのOSとして
家電や自動車、医療機器など様々な機械にもOSが入っています。
もののインターネットと言われるように、様々な機械がインターネットに繋がるようになってきているため、Linuxはそれに伴って今後は更に需要が増えていくと予想されています。
Linuxエンジニアの年収
Linuxエンジニアの平均年収は、平均年収.jpによると450万円~650万円です。
少し幅がありますが、担当できる工程によっても年収に差がありますので、450万円以上と考えておけばいいでしょう。
担当工程について詳しく知りたい人は、「転職・面接で使えるインフラエンジニアの志望動機例文。やりがいやキャリアプランも紹介します。」のポイント4をご覧ください。
また、このあと紹介しますが、Linuxエンジニアになるのであれば、LPICやLinuCといったLinuxの資格取得は必須と考えた方がいいでしょう。
企業によっては資格手当を出してくれるところもありますし、評価にも繋がりやすいので取っておいて損はしないはずです。
Linuxの求人
Linuxエンジニアの求人を探す時には、リクナビNEXTやdodaで、
-
- キーワードに「Linux」
- 職種は「サーバーエンジニア」もしくは「インフラエンジニア」
を選択して検索してください。
転職エージェントの活用を考えるならワークポートがITエンジニア職に強いのと、未経験の支援にも力を入れているのでおススメです。
ワークポートは無料で利用できて、履歴書、職務経歴書の作成や面接対策までフォローしてくれます。
専門職への転職の場合は、その業界の知識を最低限入れておかないと書類が通りにくかったりしますので、転職エージェントにアドバイスをもらうだけでも利用価値があります。
転職サイトと転職エージェントの違いを知りたい人は、「【転職サイトと転職エージェントの違い】それぞれのメリットデメリットについて解説します。」にて詳しく解説しています。
LPICとLinuCの違い
LPICもLinuCもLinuxの技術認定資格であることは間違いありません。
ちなみにそれぞれ、LPIC(エルピック)、LinuC(リナック)と読みます。
どちらもLevel1, Level2, Level3と資格のランクがあることも同じです。
【LPICとLinuCの違い】
- LPIC:世界共通の資格
- LinuC:日本市場向けの資格
とはいっても内容にそこまで大きな違いはありませんので、どちらを勉強しても大丈夫です。
元々はLPICのみでしたが、2018年3月からLinuCの受験がスタートしました。
当時、LPIC取得者は、申請さえすればLinuCの認定も受けることができていたので、大きな違いがないことがわかりますね。
ただ、今後日本市場においては、LPICよりもLinuCの方が評価が上がってくる可能性があると私は考えています。
LPICは問題の傾向として、過去問を解いておけば資格取得できてしまうのですが、LinuCではこういったことがおきないように問題が考えられています。
つまり、LinuCの方が取得難易度が高めになっているということですね。
派遣社員なら比較的すぐに就業できる
正社員という雇用形態に拘らなくても、Linuxエンジニアとして働き始めることは可能です。
しかし、一般的な登録型派遣の場合は、研修などはなく、すぐに入れる仕事を紹介してもらうことがほとんどです。
それだと、「Linuxは未経験だし仕事を紹介してもらうのが難しそう」と感じると思いますが、未経験者向けに研修も実施してくれる派遣会社があります。
それがmodisです。
modisはITエンジニア専門の派遣会社であり、スキルアップ研修や現場に配属後のキャリアアップフォローまで充実しています。
派遣社員であれば、働き方も比較的自由に選ぶことができるというメリットがあります。
正社員採用に拘っていなければ、modisのような派遣会社を検討するのもありですね。
-
【Modisの口コミや評判】未経験ITエンジニア派遣ならアデコのModisがおススメな理由を解説します。
続きを見る
Linuxの学習におススメの参考書
Linuxの入門書として、初心者にもわかりやすくまとめられた本を紹介します。
タイトルの通り、イラストで解説してくれるLinuxの入門書です。
「Linuxを触ってみたい人」や「他の本が難しくて諦めてしまった人」など、とにかくやさしい本を探している人におススメです。
2日でLinuxのすべてがわかるわけないのですが、”2日程でLinuxの基礎を学べる”という言い方がしっくりとくる本です。
いきなり分厚い本を買っても挫折しがちなところがあると思いますが、その点、この本ならかなりとっつきやすいので、入門書としてはおススメできます。
WebサーバーやFTPサーバなどの基本的な設定を勉強できます。
初心者でもわかりやすく、現場で必要とされる基礎知識を、いい意味で浅く広く丁寧に説明してくれます。
実際のサーバー管理者が1日をどう過ごしているのかなども載っていますので、仕事に対してイメージを持ちたい人におススメは本です。
資格取得におススメの参考書
LPICやLinuCの資格取得を目指すなら、資格取得専用の参考書と問題集を購入しましょう。
これらに加え、ping-tというサイトを駆使すれば合格率をかなりあげることができるはずです。
-
Ping-tの使い方を徹底解説。AWS、CCNA、LinuC(LPIC)、ITパスポートの無料勉強ツール。
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通称”白本”
まとめ
Linuxエンジニアについて解説してきました。
Linuxは無料で使うことができるという大きな特徴と魅力があり、様々な場所で使われている汎用性の高いOSとなりますので、ITエンジニアであれば、職種問わずに身に着けておきたい技術です。
また、Linuxは世界中で使われていますので、今後更に海外需要が増えてきた時にも対応しやすくなるのは大きなメリットと言えます。
最後に記事中で紹介したサービスを一覧にしておきますね。
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