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「インフラエンジニアの志望動機がわからない」
こんな悩みを抱えてはいませんか?
また、最初はプログラマー志望だったけど、向き不向きを考えるとインフラの方が合ってそうだなと考えている場合、「エンジニアになりたいと思ってたけど、自分にはプログラマーが不向きに感じたので、インフラエンジニアを志望しています」とも言えないですよね。
消去法での選択だとあまり意欲があるようには見えないからです。
そこで、この記事ではインフラエンジニアを目指す時に、必ず必要となる【インフラエンジニアの志望動機】の例文を紹介します。
例文の紹介前に、インフラエンジニアのやりがいやキャリアプランなど、5つのポイントを抑えることで、より具体的に志望動機を考えることができるようになりますので、順序を追って説明していきます。
志望動機の例文をすぐに確認したという人は、こちらをどうぞ。
インフラエンジニアの志望動機5つのポイント
まずはインフラエンジニアの志望動機5つのポイントを紹介します。
- インフラエンジニアの役割を知る
- インフラエンジニアのやりがいを知る
- プログラマーではなくてインフラエンジニアを選択した理由を明確にする
- 入社後にどんな仕事をやってみたいかイメージしておく
- インフラエンジニアとしてのキャリアプランを知る
まずはインフラエンジニアの役割を知って、そこからやりがいを見つけます。
次に、ITと言えばプログラマーなのに、どうしてインフラエンジニアを選択したのかという理由を明確にし、そして、入社後にどんなことをやってみたいと思っていて、将来はどうなりたいのかを考えます。
ここまで情報を整理できれば、立派な志望動機が出来上がるはずです。
それでは具体的に説明していきたいと思います。
【ポイント1】インフラエンジニアの役割を知る
まずはインフラエンジニアの役割を確認しましょう。
インフラエンジニアとは、主にサーバーとネットワークを担当するエンジニアです。
このサーバーとネットワークが基盤となって成り立っているサービスがインターネットとなります。
ライフラインとして、電気やガス、水道といったインフラも有名だと思いますが、これらがないと生活ができないですよね?
つまり、サーバーやネットワークがないとインターネットの世界は成り立たないということなんです。
インターネットが成り立たないとは?
- 普段使っているメールやLINEが使えません。
- ググって検索することもできません。
- GPSも使えません。
- インターネットを使った通信ができないため、交通機関や医療機関なんかにも支障が出ます。
このサーバーやネットワークを使える状態にすることと、それを正常な状態で維持、管理していくのがインフラエンジニアの役割です。
また、セキュリティに関してもインフラエンジニアの担当領域です。
サーバーの役割
インターネット上でホームページを公開したり、ECサイトで買い物をしたり、写真をインターネットで管理したりできるのは、サーバーがあるからなんです。
サーバーには様々な種類がある
- ホームページを公開するためのWebサーバー
- ECサイトで買い物をするためのアプリケーションサーバー
- 写真をインターネットで管理するためのストレージサーバー
- データのバックアップをとっておくためのバックアップサーバー
このようにサーバーはその役割毎に様々なものがあります。
サーバーは、機械とソフトウエアの両方が存在する
サーバーという機械に、目的に応じたソフトウェア(Webサーバーやアプリケーションサーバー)をインストールして、使えるように設定を行うこともインフラエンジニアの仕事です。
パソコンを買ってきて、WordやExcelをインストールして使えるようにするのとイメージは同じです。
サーバーは、インターネット上のデータを管理する役割を担っていると言えます。
また、クラウドという言葉を聞いたことがあると思いますが、【クラウドでデータを管理する=サーバーでデータを管理する】と同じです。
ネットワークの役割
サーバーはデータを管理する役割であると説明しましたが、それに対してネットワークは、データを通信する役割があります。
ルータ
あなたの家にもインターネットに接続するためのルータと呼ばれる機械を設置していると思いますが、これは立派なネットワークです。(ネットワークに関する機械のことを、ネットワーク機器と呼びます。)
今ではポケットWi-Fiを持ち歩いているという人も多いかもしれませんが、役割は同じです。
機械そのものを作るわけではありませんが、機械の設定を行うのはインフラエンジニアの仕事です。
パソコンは作らないけど、パソコンの設定は自分たちで行うのと似てますね。
尚、家庭用のルータではなく、商用のルータ(家に置いてあるものより数倍大きい機械です)を扱うことになります。
スイッチ
そしてもう一つ重要なのがスイッチと呼ばれる、通信の中継器があります。
パソコンからルータを通って、中継器であるスイッチから、サーバーにアクセスするというのがインターネットのデータの流れです。
ネットワークエンジニアは、通信に必要なルータやスイッチの設定及び正常に動いているかどうかの監視業務も担当します。
セキュリティの役割
- 【大事なデータを外部に漏洩させない】
- 【システムの内部に侵入させない】
- 【アカウントを守る】
セキュリティとはこのような役割を担います。
セキュリティがないとどうなる?
- インターネットで買い物をする時に入力する個人情報やクレジットカードの情報が盗み取られてしまう
- 顧客のデータが流出されてしまう
- パソコンを遠隔操作されてしまう
- LINEのアカウントが乗っ取られる
このようなことが頻繁に起こってしまうわけです。
インターネットに繋がるということは、それだけデータのやりとりがオープンになりますので、セキュリティへの対策が企業にも個人にも欠かせない存在となっています。
セキュリティエンジニアを志望されている人もいますが、インフラエンジニアからキャリアアップすることで、セキュリティエンジニアになる人が多いのが現状です。
何故なら、セキュリティを担当する上で、サーバーやネットワークの知識や技術が欠かせないものとなるからです。
【ポイント2】インフラエンジニアのやりがいを知る
ポイント1で仕事の役割がイメージできたら、次はその役割に対するやりがいを考えてみましょう。
やりがいとは、2つの目線から考えることができます。
- 自分にとって興味があること
- 周りの人(=社会)にとって必要であること
具体的に見てみましょう。
- インターネットの基盤である技術に携わるという点にやりがいを感じる
- ネット社会を支える職種であることにやりがいを感じる
- セキュリティの重要性を感じているため、そこにやりがいを感じる
- 身近なものであり、普段目には目えないけど、日常的に使っているものである点にやりがいを感じる
- クラウドサービスの根幹の技術であることにやりがいを感じる
- 生活を支えるライフラインの一つに関われることにやりがいを感じる
【ポイント3】プログラマーではなく、インフラエンジニアを選択した理由を明確にする
冒頭でも触れましたが、IT=プログラマーのイメージが強いにも関わらず、何故インフラエンジニアなのか?という点は志望動機を作る上で抑えておきたいポイントです。
また、【プログラマーではなく、何故インフラエンジニアを選んだのか?】という質問は、面接でも直接聞かれやすいですので、確認しておけば志望動機にも繋がるし、面接で聞かれても答えられるので、一石二鳥です。
プログラミングを肯定しつつ、上記のやりがいの話をもってくれば大丈夫です。
例
「プログラミングも魅力に感じますが、サーバーやネットワークの方が、ネット社会を支える職種であることに、よりやりがいを感じたから」
こんな感じになりますね。
消去方であることと、プログラマーに対するネガティブなことは絶対に言ってはいけません。
例.
- 手に職をつけたくて、本当はプログラマーになりたかったけど、勉強してみたら難しくて挫折したからインフラエンジニアを選んだ。(消去法)
- プログラマーは納期に追われて大変だと聞いて、インフラエンジニアなら比較的仕事が楽だと聞いたのでインフラエンジニアを選んだ。(ネガティブ)
【ポイント4】入社後にどんな仕事をやってみたいかイメージしておく
仕事のイメージができていることも大事です。
仕事のイメージができていれば、インフラエンジニアになりたいという気持ちにも説得力が増し、それだけ志望意欲が高いと面接官に判断してもらえる可能性が高いです。
そこで、抑えておきたいのがインフラエンジニアが担当する5つの工程についてです。
インフラ5つの工程
1.要件定義、コンサルティング
クライアントと要件定義を行い、どんなインフラを構築して、どのように運用していくのかを決めます。
また、それに伴い予算や納期、プロジェクトメンバーの人数なども合わせて決定します。
2.機器選定
要件定義で定めたインフラ構築のための機器を選定します。
ネットワークのルータやスイッチはどのメーカーの何を使うのか、サーバーOSやミドルウェアは何を使うのか。
予算や規模も考えながら機器を選定します。
3.設計
構築を行うための設計書を作成します。
あらかじめ設計書を作成しておくことで、構築作業の指標となり、作業がスムーズに進みます。
また、設計書(ドキュメント)をクライアントに納めないといけないケースもあります。
4.構築
設計書をもとに構築作業を行います。
構築とは、ネットワーク機器の設定、LANの配線、OSやミドルウェアをサーバーにインストールして設定を行うことを言います。
設計書の完成度によっては、未経験者でも教えてもらいながら構築作業は可能となります。
5.運用監視
構築したインフラが正常に動いているかどうかを確認し、障害が発生すれば復旧対応を行います。
この工程は24時間356日の体制で取り組んでいるケースも少なくありません。
また、リプレイス作業(再構築)と言って、新しい機器やOSの入れ替えなどを行ったりする場合もあります。
入社後にどんな仕事をやってみたいかと質問された場合は、この5つの工程の中から選んで話すのが無難です。
【ポイント5】インフラエンジニアとしてのキャリアプランを確認
キャリアプランを未経験の立場から考えるのは難しいと思いますが、やりたい業務内容と同様に、【〇〇のようになりたいからインフラエンジニアを目指している】というように、目標があることを言えないと、インフラエンジニアを志望していることに対して、これも説得力が欠けてしまいます。
キャリアプランについては、
- 運用監視→→→構築→→→設計→→→機器選定→→→要検定義、コンサルティング
この順番でステップアップしていきたいと伝えることがでればOKです。
上記で説明したインフラ5つの工程に沿った形ですね。
例
「運用監視からはじめて、構築や設計の経験も積み、ゆくゆくは要件定義やコンサルティングも行えるようになりたい」
これで立派なキャリアプランの完成です。
尚、セキュリティエンジニアやクラウドエンジニアの道もありますので、その場合は、
「運用監視からはじめて、構築や設計の経験も積み、ゆくゆくは要件定義やコンサルティングも行えるようになりたい
そして将来的にはセキュリティエンジニアとして活躍できるようになりたい」
このように仕事の工程だけでなく、目指している職種(ポジション)を伝えるのも、面接官から見て印象が良いです。
-
エンジニア(SE、PG、インフラ)のキャリアプラン例文と考え方。面接時の豆知識も紹介します。
続きを見る
志望動機の例文
例文1:周りにインフラエンジニアの知人や友人がいる場合
例文1
インフラエンジニアとして働いる友人がいて、仕事の話を聞いたことでインフラエンジニアに興味を持ちました。
その友人は金融関連のインフラを担当しているのですが、世の中ではあまりニュースにならないような小さなトラブルが実はたくさん発生していて、自分たちがそれを迅速に対応していくことで、ユーザーは何事もなかったかのようにシステムを使うことができているという現実に驚きました。
まさに社会を裏側から支えている職業であると知り、インターネットの需要も益々高まっていると思いますので、私もインフラエンジニアとなることで、社会貢献に繋がる仕事ができると感じ、インフラエンジニアを志望しています。
例文2:日常生活でインフラを意識したことがある場合
例文2
日常的にインターネットを使っていますが、たまに繋がらなくなる時があり、何で繋がらない時があるんだろうと疑問に思って調べた時に、サーバーやネットワークの存在を知りました。
そして、インターネットに繋がっている全てのサービスは、サーバーやネットワークという基盤の上で動いているものだとわかり、サービスの土台作りとその運用という仕事に興味を持つようになりました。
最初は障害対応などから経験を積み、徐々に構築や設計にも携わり、将来的にはお客様の抱えるインフラの問題を解決できるような人になりたいと考え、インフラエンジニアを志望しています。
例文3:何となくインフラがいいなと思っている場合
例文3
元々ITに対しては興味を持っていて、パソコンも日常的に使っていました。
また、AIによって仕事のやり方が変わると言われていることもあり、やはりこれからは手に職をつけていかなくてはいけないと考えるようになりました。
そこで、ITといえばプログラマーという印象があったので、プログラマーの仕事内容を調べ始めたのですが、その過程でインフラエンジニアのことも知りました。
普段何気なく使っているスマホアプリも、ネットで買い物をする時も、車の自動運転技術にさえインフラは深く関わっていて、身近なところで縁の下の力持ちとして活躍しているインフラエンジニアに魅力を感じ、インフラエンジニアを志望しています。
ポイント
インフラエンジニアは、クラウドエンジニアへとキャリアアップを考える人が増えています。
特にAWSの需要が高いため、興味のある人は以下記事もご覧ください。
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AWSエンジニアになるには?資格の勉強方法とおススメのスクールを紹介します。
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インフラエンジニアの転職支援に強いエージェント
dodaエージェント
【公式URL】https://doda.jp/
dodaエージェントは、転職業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェントサービスです。
【doda転職フェア】に足を運んだことがある人も多いと思います。
転職業界の求人倍率であったり平均年収、転職理由ランキングなど、様々な市場調査を行っているのが特徴。
面談の時にも、直接転職業界に関する情報提供をしてもらえるので心強いですね。
dodaエージェントは総合型のエージェントではありますが、IT分野にかなり力を入れていて、IT専属のキャリアアドバイザーも在籍しています。
また、全国的に支店があり、幅広い地域、幅広い世代、幅広いキャリアに対して支援できる体制がdodaエージェントでは整っています。
ワークポート
【公式URL】https://www.workport.co.jp/
元々はIT専門でしたが、登録者数の多さと営業力の強さもあり、今では総合人材サービスの会社となっているのがワークポートです。
総合ではありますが、一番の強みはIT業界のエンジニア職となっていて、実績も豊富です。
ただし、ワークポートは未経験や第二新卒層に特に強いこともあるため、未経験からエンジニアを目指していたり、エンジニア1、2年目の人向けの転職サイト・エージェントと言えます。
また、応募状況や選考状況がわかる『e コンシェル』というツールがあり、非公開求人も『e コンシェル』から確認することができるようになっています。
転職活動の管理って何かと大変なので、こういったサービスがあると手間が省けていいですね。
まとめ
未経験からインフラエンジニアを目指している人向けに、志望動機の考え方や例文について紹介させてもらいました。
面接では志望理由をどれだけ明確に伝えられるかによって、合否が大きく変わります。
また、全ての例文にある通り、インフラエンジニアを目指す志望動機には、あなた自身のエピソードを絡めるべきです。
例文と同じようなエピソードがあれば、そのまま使ってもらっても構いません。
しかし、エピソードが思い浮かばないとなると、これはしっかりと準備をする必要があります。
エピソードがないと、志望動機の信憑性が低くなってしまうからです。
そんな時に転職エージェントは大変頼りになる存在です。
自分に合いそうなエージェントにまずは登録して相談にのってもらいましょう。
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