転職ノウハウ

Web系エンジニアに転職する方法を業務系との違いも合わせて解説します。

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プログラマーとして働いている人の中には、いわゆる業務系と言われるシステム開発に携わっている人がかなり多いと思います。

そして、「ほんとはWeb系の開発がやりたい!」と考えている人も、これもまた多いですね。

そこでこの記事では、業務系からWeb系への転職を考えている人に向けて、転職を成功させるための手順を5つのステップに分けて説明していきます。

はじめにWeb系と業務系の違いに触れ、業務系の仕事が多い経緯についても説明を入れていますので、そこが不要な人は、”Web系プログラマーに転職するには?”へ進んでください。

 

そもそもWeb系と業務系の違いとは?

Web系とは?

Webブラウザ(GoogleCromeやFirefox、Microsoft Edge等)を使って動かすシステムのことをWeb系と言います。

【Webにアクセスして使うシステム(またはサービス)】ということですね。

ただ、一般的にはBtoC(Business to Consumer)と言われるシステムのことを指すことが多いのが現状で、ようは企業向けのシステムではなく、一般消費者向けのシステムと言えます。

例えばECサイトだったり、SNS、グルメや旅行などの情報サイト、音楽配信、動画配信など、どれも普段から使っているようなものがあげられます。

日常生活をより便利に、より面白くしているのはWeb系と言えますね。

注意

Web系と聞いて、自社でWebサイトを作ってるような会社をイメージする人がいるかもしれません。

しかしWeb系とは、上記の通りWeb上で動作するシステムのことを指しますので、認識を誤らないようにご注意ください。

 

業務系とは?

Web系とは対照的に、企業向けに作られたシステムです。もう少しいうと、【業務を行うために必要なシステム】です。

例えばですが、在庫管理や発注管理、顧客管理、給与管理などを行うシステムは、企業が事業を行う上では必要不可欠なシステムです。

どれも普段の生活で使うものではないですね。

ちなみにこの業務システムは、プログラマーとして働いていない人でも、在庫管理のシステムに数字を入力するとか、発注管理システムを使って発注をするとか、経験があるんじゃないでしょうか?経理担当の方も、経理のソフトを使っていることがほとんどだと思います。

仕事をする上では身近なシステムであると言えますので、仕事をより効率的にしているのは業務系と言えるでしょう!

補足

正確にはメインフレームと呼ばれる大型のコンピュータを使ってデータを管理しているシステムが業務系になるのですが、今は業務に使われるシステムもWebブラウザ上で動かすことが多くなってきていますので、業務系=企業向けのシステムと考えれば、Web系と混乱しないで済むでしょう。

>>Webエンジニアの転職なら【レバテックキャリア】

業務系に携わっている人が多いのは何故?

すごく単純なんですが、業務系の仕事量(≒求人数)が多いからなんです。

ITと会社、それぞれの歴を見ていくとその背景が見えてきます。

 

ITの歴史はまだ30年も経っていない

日本で初めてのISP(インターネットサービスプロバイダ)であるIIJが設立されたのが1992年。

パソコンの普及が始まったのは、Windows95がリリースされた当たりからでしょう。なので、1995年になりますね。

その翌年、yahooがサービスを開始し、2000年以降に、googleやamazonが日本にも登場。mixiが流行ったのは2004年頃からでした。

(大学生の時にとにかくmixiが流行っていたのが懐かしい…あ、年がばれますね。笑)

そして2008年にはiPhone3Gが発売され、今ではコミュニケーションツールとして、ライフラインとなったLINEは2012年からサービスをスタートさせています。

 

会社の歴史は世界では400年以上、日本でも150年以上

世界発の会社は1600年に設立された、イギリス東インド会社だったと言われています。

対する日本は、坂本竜馬の作った海援隊が初めての株式会社であり、1865年の設立です。

ということは、この頃から業務を行うための仕組み作りは始まっていて、今はそれをIT化していこうという動きが活発化しているわけです。

進化の途中という感じですね。

 

歴史の差が業務量の差に表れている

会社の文化は100年以上も築かれてきていて、その間、業務も一層複雑化してきたことでしょう。そして、この業務をもっと効率的に、システムで使いやすく、そして管理しやすいように変えていこうってことを今まさにやっています。加えて、Web系のシステムの裏側では、必ず業務系のシステムが動いてることをご存知ですか?

ECサイトは在庫管理ができていないと使いものにならないですし、SNSや動画配信を使う時にも、ユーザー情報をまずは登録しますよね?その情報はユーザー管理システムによって管理されています。

このように、業務系のシステムは会社が事業を行ったり、サービスを運営していく上で必要不可欠であり、Web系のシステムの下支えをしているという事実は知って是非抑えておいてもらいたいところです。

 

Web系プログラマーに転職するには?

それでは本題に入りたいと思います。

業務系からWeb系への転職方法は5つのステップを踏むことが理想的です。

 

Step1

Web系の案件を扱っている会社の募集要項を確認する

まずはここ。

どの会社に転職するにしても、その会社がどんな人を採用したいと思っているのかを把握することはとっても重要です!

  • 求めている言語はPHPなのか?Rubyなのか?もしくはJavaやSwiftなのか?
  • 言語以外にもデータベースやサーバーの知識であったり、扱ってきたシステムの規模(データ容量や月間のユーザー数、トラフィック量等)は問われていないか?
  • スクラム開発でやっていけるような柔軟性は持ち合わせているか?

様々な条件が出てくると思いますので、その会社の傾向を探りましょう!

ココに注目

求人を確認するとわかりますが、【必須スキル】と【歓迎スキル】という類の二つのスキルセットが表示されていることが多いことに気づくと思います。

よく、「必須スキルは満たしているから大丈夫」と思って応募しても、書類でNGとなることがあると思いますが、これはつまり、会社がほんとに求めているのは【歓迎スキル】の方だからです。

じゃあどうして全てを必須にしないのかというと、条件を厳しくしすぎてしまうと応募者が減ってしまうからなんですね。

そのため、20代前半とかで若ければ、必須スキルだけを満たしている場合でも書類が通る場合がありますが、30歳を超えてくると、ほぼ歓迎スキルも満たしていないと、書類選考でNGになってしまうことが多くなります。

求められているスキルは、【歓迎スキル】もしっかりチェックしてください。

 

Step2

応募したい会社の要求スキルと自分のスキルを比較する

ステップ1で求められているスキルがわかったら、そのスキルの中で、あなたに不足していると思われるスキルを確認しましょう

実際の面接の時にも、求められているスキルに対して、どの程度対応ができるのかどうかを問われることはよくあります。むしろそれが面接のメインといっても過言ではないですね。

キルを満たしていれば、あとは人柄が社風に合うかどうかを判断し、合否判定となります。

あなたがもっていないスキルについては、勉強してそのギャップを埋める努力が必要です。

そして業務系のシステム開発に携わってきた人であれば、おそらくWeb系のプログラミングスキルが不足していることが多いので、そこは必ず埋めることが大切です!

ココに注目

全てのギャップを埋めることは難しい場合もあります。その時は、必ず必須スキルは満たすこと。

そして、歓迎スキルについては、入社後にどうやってキャッチアップしていくのかを、面接の時にアピールができれば可能性は出てきますので、ギャップを全部埋めてから応募しようとは思わなくても大丈夫です。

 

Step3

Web系の言語を勉強する

務系のシステムの多くは、JavaやC#で作られているが多く、Web系のシステムではPHPやRubyです。

一般的な難易度としては、Java,C#>PHP>Rubyと言われていて、業務系のシステム開発に携わっていた人なら、Web系の言語を新しく学ぶことはそんなに大変ではないはずです。(JavaやC#をしっかりと理解できていることが前提になります)

しかし中には、「うちはPHPで開発やるけど、Javaを経験してきた人なら、キャッチアップ早いだろうし、PHP未経験でも大丈夫だよ」という方針で採用を行っているところもあります。

ただ、他にPHPを使えるライバル(同じ会社に応募している他の転職希望者)がいたらどうでしょう?

人柄や学歴、年齢がほぼ同じ評価だった場合は、PHPを使える人が採用されることは間違いないでしょう。

なので、Web系の言語を習得しておくことは必須です。

ココに注目

Web系言語の習得は、独学orスクールに通うのどちらかになると思いますが、スクールに通って教えてもらった方が、理解が速いことは言うまでもありません。

スクールについてはオフラインやオンライン、転職支援サービス付きなど様々なものがありますが、働きながら勉強したいと考えている場合は、時間の融通が利くオンラインスクールのTechAcademy [テックアカデミー]がおススメです。

転職できなければ全額返金の「エンジニア転職保証コース」もありますので、「折角お金払ってスクールに通ったのに無駄になった」という心配がないのは大きなメリットですよね。

 

Step4

学んだWeb系のプログラムを使って、実績を作る

学んだだけでは、どれぐらいの理解があるのか、どういったものなら作れるのかといった、スキルを証明することができません。

PHPの勉強してます!」と言うだけなら誰にでも言えてしまうので、アピールには欠けてしまいます。

できればレンタルサーバーを契約して、あなたが作ったWebサイトを公開したりできると理想的ですが、ローカル環境に作って、面接の時にパソコンを持参するとかでも十分にアピールはできます。

また、Web系の会社では必須の、【GitHub】のアカウントも作成して、ソースコードをアップしておきましょう!

エンジニアにとって、GitHubはポートフォリオ同然ですし、今後も仕事で使っていくことになると思いますので、まだ使ったことがないという人は絶対やっておいた方がいいです!

 

Step5

Web系に強い転職エージェントを使って転職活動

業務系プログラマーからWeb系プログラマーへの一連の転職活動、最後はエージェントを活用しての応募、そして面接です。

一人で求人サイトを使って調べたり、興味のある会社のホームページから直接応募をすることも可能ではありますが、情報収集がとにかく大変です。

ステップ1にあったように、応募に必要なスキルを確認するぐらいであれば難しいことではありませんが、その会社の特徴であったり、実際に同じような境遇から転職したい人がその後どうなったのか、ネットには載っていない実際の社風はどうなのかなど、誰かに聞けるならそれに越したことはないですよね。

なので転職エージェントを活用することをおススメします。

具体的に2つのエージェントについても紹介させてもらいますので、自分に合ってるのはこっちかな?という方にまずは登録してみてくださいね。

 

|レバテックキャリア(IT専門のエージェント)

業務系からWeb系への転職を考えているとなると、同じIT業界、同じITエンジニアという括りになってきますので、IT専門のレバテックキャリアがおススメです。

特にレバテックキャリアは、Web系の求人を多く取り扱っていますので、業務系からWeb系への転職を考えている人には心強い存在でしょう。

また、レバテックキャリアでは、クリエイターやWebデザイナーの求人も多く取り扱っていますが、これがWeb系に強い証明にもなっています。

業務系の会社はそもそもクリエイターを募集していることがほとんどないため、業務系の求人が多いエージェントでは、クリエイターの求人も紹介が難しくなってしまうんですね。

|マイナビITエージェント(大手のエージェント)

大手のマイナビITエージェントは、はじめてエージェントを使う人にはおススメしたいエージェントになります。

レバテックキャリアのように、IT専門で業界知識に長けた方がキャリアアドバイザーとしてついてくれるので、技術に関することもわかってもらいやすく、エンジニアの職務経歴書の書き方なんかも的確にアドバイスしてもらえます。

しかし、はじめてエージェントを使う人にとっては、いきなり専門性の高いエージェントへの登録はハードルが高めと感じるかもしれません。

そんな時は、大手で様々な視点からアドバイスをくれるマイナビITエージェントに登録されるのがいいと思います。

マイナビITエージェントはマイナビが運営する転職エージェントのIT部門といったところです。

一度話を聞いてみて、やっぱりもっと専門性のあるエージェントにも話を聞いてみたいとなるようであれば、その時に改めてレバテック キャリアへの登録を検討してみるのもいいと思いますよ。

 

※エージェントの活用方法について詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。

キャリアアドバイザーとうまく付き合う5つのポイントを紹介します。

続きを見る

 

まとめ

業務系からWeb系プログラマーへの転職方法について紹介させてもらいました。

まずは求人の募集要項を確認してから、必要となる知識や技術をできる限り身に着け、そして応募を進めていくことが鉄則です。

な状態で転職活動を進めてしまうのは、未経験で全く知らない業界に飛び込んでいくのと同じです。

求人企業はそのような人を採用するでしょうか?

答えはNOですね。

経験がないものに対しては、できるだけ事前に準備をした上で、面接を受けることがマナーとも言えます。

少し遠回りな気がするかもしれませんが、Web系という人気職に転職するには、それだけの覚悟と努力が必要になりますので、考える前にまずは行動あるのみです!

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