エンジニアコラム

年収が低い?エンジニアの年収が上がらない理由と現職のまま上げる方法

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年収がいつまで経っても上がらない”

このような悩みを抱えてはいませんか?

私も転職支援をしている立場として、年収について相談をされる時、下記のようなお話をよく聞きます。

年収に関する悩み

  • 年収が低いんですが、転職すれば上がりますか?
  • エンジニアの平均年収に届いていませんが、何が足りないんでしょうか?
  • 友人とあまりスキルは変わらないはずなのに、年収には差があるのはなぜでしょうか?
  • 先輩社員の年収を聞いて唖然としてしまいました。

手に職もつくし、稼げると思ってエンジニアになったのに、これじゃあモチベーションもあがらないですよね。

そこでこの記事では、エンジニアの年収が上がらない理由と、どうやったら年収を上げることができるのかをまとめていますので、是非あなたの現状を思い浮かべながら読んでもらえたら幸いです。

 

なぜ年収が上がらないのか?

まずはなぜ年収が上がらないのかを見ていきましょう。

上の相談内容にもあった、「友人とあまりスキルは変わらないはずなのに、年収には差がある」この言葉に全てが集約されています。

それは、”評価の仕方が会社によって異なる”ということです。

つまり、同じスキル、同じ立場、同じ経験年数であったとしても、会社が違えば評価が変わるので、それによって年収に差が生じてきます。

そして、年収があがらない一番の原因は、評価をもらえていないことにあるんです。

 

高い評価をもらえない理由

 

勤怠や業務上の報連相などは良好であることが前提になります。

 

 

営業の交渉能力が低い

エンジニアの年収は、どれだけの売上に関わっているかも大事な指標です。

その大事な指標は、営業担当者に委ねられていることも多いです。

例えば、あるシステム開発案件を受注したとしましょう。

開発費用と会社が利益として残すお金は同じだとした場合、非常に単純な例ですが、以下のようになります。

パターンA パターンB
受注金額 100万円 90万円
開発費用 50万円 50万円
会社の利益 20万円 20万円
エンジニアの給与 30万円 20万円

 

つまり、受注金額が大きければ大きいほど、エンジニアに支払うことができる給与も増える(増やすことができる)ということです。

 

そしてこの受注金額をあげられるかどうかは、営業の手腕にかかっています。

客先常駐の場合だと、月額単価ですね。

 

営業担当の交渉力がないせいで、受注金額を上げることができず、エンジニアが年収を上げてもらえないケースがあります。

 

会社に評価制度がない

SESや客先常駐の会社に多い傾向にあります。

SESはリスクが少なく、ビジネスとしての参入障壁がすごく低いので、エンジニアの評価の仕方どころか、技術的なこともよくわかっていない人が社長となって経営しているケースも少なくありません。

また、営業担当者も同様で、あなたのことをフォローしてくれているようで、技術の話になると、「そんなことも知らないの?」と感じたことはないでしょうか?

これではエンジニアの実力を正当に評価することはできないですよね。

また、プロジェクトにアサインしてなんぼの世界ですので、そのためには、多少条件が悪くても待機になるよりはいいとアサインを決定しているケースもあるでしょう。

その条件のしわ寄せは、言うまでもくエンジニアであるあなたに直接降りかかっています。

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そもそも評価をしようとしていない

IT業界とは別業界の、社内SE職に多い傾向があります。

社内SEのことを、”パソコン周りの雑務をする人”という認識を持たれてしまっているケースです。

このような場合、社内SEに対して高い賃金を払って、雑務をやってもらおうとは考えません。

中には新しいシステムの導入をして、経費を〇%削減したとか、業務効率を〇%改善したとか、事業に対して大きく貢献しているような人もいるでしょう。

ベンダーコントロールが得意な人もいるかもしれません。

しかし、社内SEは”あくまで社内のこと”という観点から、評価されにくい傾向にあることは確かです。

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組織的に上げることができない

これはまだ状況的にはマシな方と言えるかもしれません。

良い意味でも悪い意味でも、評価体制が整っていて、年収レンジがかっちりと決まっている会社の場合は、『これ以上は役職がつかないと昇給できないんだよね』という話になったりしがちです。

でも上のポジションが空く様子はなし。。。

評価をしてくれていないわけでも、年収をあげようと考えていないわけではないものの、実質、現状では年収が頭打ちになってしまうようなこともあります。

しかし、もしもこれに当てはまる場合には、転職をしないと年収を上げるのは絶望的な状況と言えます。

また、もしかすると手を動かすエンジニアとしては他企業でも年収は変わらない可能性がありますので、そんな時はITコンサルのキャリアアップを考えてみてはいかがでしょうか。

ポジション的にITコンサルであれば、エンジニア職よりも年収を上げやすい傾向にあります。

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あなた自身がスキルアップしていない

会社のせいにして、スキルアップを怠ってはいませんか?

1年前の自分自身と比べた時、新しく身に着けたスキル、取得した資格などはどれだけありますか?

年功序列で、勤続年数に応じて年収が上がっていく時代は残念ながら終わってしまいました。

もし、1年前とスキルが何も変わっていないようであれば、評価されない理由はあなた自身にあります。

周りのせいにせず、まずは自分自身を変えていく努力も必要になります。

しかしながら、同じスキルでも会社によっては評価が全然違うケースも多々あります。

あまり勉強時間は割けないけど、すぐにでももう少し年収をあげたいと考える場合には、同業他社への転職を考えるのもいいと思います。

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年収を上げる方法

年収を上げる方法

  • 新しい技術を習得する
  • 求められている資格を取得する
  • 顧客との関係値を深くする
  • 後輩の指導(マネジメント)をできるようにする
  • 何ができるようになれば年収があがるのか上司に確認する(エビデンスを残しましょう!)
  • 年収交渉をする(根拠を示すことが大事です)
  • 業務効率を徹底的に行い、実質の時間給を上げる
  • 新しい役職をつくる
  • 副業をする
  • 転職を考える

をあげるためにまず重要なことは、あなた自身のスキルアップです。

これがないと何も始まりません。

 

スキルアップと一言で言っても幅は広く、開発エンジニアであれば新しい言語を習得したり、インフラエンジニアであればクラウドの技術や上位資格を取得するのも有効的な手段です。

マネジメント層であれば、顧客との単価交渉で売上への貢献度を伸ばすこともスキルの一つと言えます。

 

年収が上がらない原因が確認できたら、次は年収の上げ方を実践してみて、それでも上がらないのであれば、転職や副業を考え、今の会社での年収アップ以外に、年収が上がる方法を模索した方がいいでしょう。

転職で年収アップを実現させてたいとお考えの場合はこちらの記事もご覧ください

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転職を考えるならまずは相談

相談するならまず、近しい知人に相談してみるのが気軽でいいと思いますが、さすがに同じ会社の人には話しづらいことだと思いますし、変な噂が立っていづらくなってしまうのも不本意だと思います。

それでも、できれば同じ業界で働いている人がいいですね。でないと客観的に年収についてのアドバイスなどは難しいと思います。

そこで解決の糸口が見つかればいいのですが、知人に相談しても解決できなそうな場合は、転職エージェントに相談してみることをおススメします。

転職のプロですので、あなたの現状や希望を確認した上、的確なアドバイスをくれるはずですよ。

転職エージェントに相談される場合は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

キャリアアドバイザーとうまく付き合う5つのポイントを紹介します。

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まとめ

エンジニアの年収が上がらない理由とその改善方法について紹介させてもらいました。

年収が上らない理由は必ずどこかに原因がありますので、まずはその原因を知り、改善するためには何が必要かを確認し、行動に移すことで年収を上げてくことができるはずです。

この順番を逆にしてしまい、原因を確認しないまま、これをやれば年収上がるだろうと先走ってしまうと、会社の求めているものとはずれてしまい、結果的に年収アップには繋がらない恐れもあります。

そのため、まずは年収が上がっていない原因から先に確認するようにしてくださいね。

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