転職ノウハウ

入社して1ヵ月だけど会社を辞めたい。どうするべき?早期退職だと転職できない?

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入社してまだ1ヵ月だけど会社を辞めたいと思ってて。早期退職ってどうなの?転職ができるのか不安だし、辞めずに残った方がいいのかわからない。

入社して1ヵ月、もしくはもっと短かったり、2、3ヵ月経って辞めたいと考え始めている場合もあると思います。

そこでこの記事では、具体的に辞めた方がいい人の特徴や、在籍しながらの転職活動を行った方がいい人、辞めず留まった方がいい人の特徴をそれぞれ解説しています。

また、上司に退職のことを言いづらいという場合には裏技もありますので、それについても紹介させてもらいます。

是非ご覧ください。

 

入社1ヵ月だけど辞めるべきか、留まるべきか

結論からいくと、どちらをとるべきかは辞めたいと思っている理由と状況次第です。

まず、新卒にしろ中途にしろ、入社して1ヵ月で辞めたいと思うことはそんなに珍しいことではありません。

私はこれまで5000人以上の転職を考えてる人と話をしてきましたが、入社1ヵ月どころか、1週間や2週間で辞めてしまったという人さえいます。

もちろん正社員のお話です。

入社前は多少の不安がありつつも、どこかワクワクしている気持ちがあったにも関わらず、なぜ辞めたいという気持ちになってしまうのでしょうか。

理由は人それぞれだと思いますが、主に以下のようなものが考えられます。

  • 配属先が希望と異なった
  • 仕事を覚えることができなくて向いてないと思った
  • 気軽に話をできる人がいなくてつらい
  • 上司や先輩社員と合わない
  • 入社前に聞いていた待遇と違う
  • 残業が思ったより多くてきつい
  • やっぱり別の業界がいいと思ってきた
  • etc...

当てはまるものはありましたか?

それでは、具体的に辞めた方がいい人の特徴や、在籍しながらの転職活動を勧めたい人、辞めず留まった方がいい人の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

 

入社1ヵ月でも辞めた方がいい人の特徴

これはずばり、体調を崩しそうだと感じている場合です。

  • 人間関係で精神的にきつい場合
  • 残業や休日出勤が多く、体力的にきつい場合

このような場合は、無理して今の職場に留まらない方がいいです。

すぐに解決できる問題でもないですよね。

実際に体調を崩してしまい、その後回復するまで離職期間が長くなってしまう方がよっぽどリスクが高いです。

転職する時、在籍期間はもちろん見られますが、それと同じぐらい離職期間の長さも見られます。

つまり、「早期退職+長期の離職期間」がセットになってしまうと、その後の転職活動で苦労することになってしまうのでおすすめできません。

体調を崩しそうだと感じている人は、例え入社1ヵ月であっても、辞める選択をした方がいいと私は考えています。

また、家庭の事情でやむを得ずという場合には、これはもう選択肢がないと思いますので、退職の意向を上司に伝えましょう。

 

尚、以下の記事では円満退社をするためのポイントについて解説しています。

 

在籍しながら転職活動をした方がいい人の特徴

辞めることは確定。でも今すぐじゃない。

それは、ITエンジニアとして入社したのに全く別の仕事をしている場合です。

  • プログラマー希望で入社したけど、サーバーを担当することになった。
  • インフラエンジニア希望だったけど、最初はヘルプデスクからと言われた。

この辺であればまだIT関連ですし、許容できる範囲かもしれません。

しかし、販売の仕事だったり、工場勤務であるなど、ITとは全く関係のない仕事に就いてしまった場合はすぐに転職活動を開始した方がいいと思います。

なぜなら、その後ITエンジニアとしてキャリを積んでいくことが難しいと予想されるためです。

販売の仕事や工場勤務では、技術者としてステップアップできる要素がないですよね。

 

「希望と違いすぎるからすぐに退職したい」はちょっと待った!

「希望と違いすぎるからとりあえず早く退職したい」というお気持ちはすごくよくわかるのですが、冷静に考えてみてください。

もしここですぐに退職したことにより、それが理由で他の希望する会社へ転職ができなくなるとしたら、めちゃくちゃ損ですよね。

基本的に転職は在職しながら行った方が何かと有利になることが多いです。

例えば求人企業の人事担当者から見て、入社1ヵ月だけど在籍している人と、すでに退職している人の経歴を見た時は感じ方は以下のように異なります。

 

【在籍中の経歴を見た時】

「入社して1ヵ月だけど、何があったのかな?自己PRは魅力的だし、会って話を聞いてみようかな。」

 

【すでに退職している経歴を見た時】

入社して1ヵ月で退職しちゃったんだ。自己PRはいいこと書いてあるけど、忍耐力はない人かも。

 

いずれも自己PRについては魅力的に思ってもらえているケースとなりますが、面接をするかしないかは在籍しているかどうかで判断されるようなこともあります。

在籍しながらでも転職活動できそうな時間があり、体調を崩してしまいそうなほど危機的状況でもないのであれば、在籍しながら転職活動するのがおススメです。

 

尚、在籍しながら転職活動を行うメリットについては、以下記事でもまとめています。

※退職してから転職活動を行うメリットもあるので是非チェックしてみてください。

 

入社1ヵ月なら留まった方がいい人の特徴

それでは辞めずに留まった方がいい人の特徴も見ていきましょう。

それは、仕事内容や仕事の進め方、会社の文化など、仕事や会社に対して何かしらの不満を抱えて辞めたいと考えている場合です。

※ITエンジニアとして入社したのに全く別の仕事をしているという極端な場合は除きます。

  • 思っていた仕事と違った
  • 配属先が希望と異なった
  • 実際に仕事してみて向いてないと思った
  • 朝礼があるのがめんどくさい
  • 会議が多すぎる
  • なんとなく嫌だ

具体的にはこんな感じですね。

正直な感想として、これはかなり甘えだと思います。

自分のやりたい仕事を、自分のやりたいようにできるのは起業家だけです。

注意ポイント

実際は起業家であっても、事業のためにやりたくないことをやったり、ほんとにやりたいことのために他の事業を行ってキャッシュフローを確保したりしています。

それ以外は多かれ少なかれあるルールの中で仕事をしていくことになります。

例え転職したとしてもそれは変わりません。

そのため、まずは仕事で結果を出してから意見していきましょう。

その時、それでも改善されないようであれば辞める決断をしても遅くはないと思います。

 

メモ

ちなみに、実は私も新卒で入社した会社は、1週間ぐらい経った時に辞めたいと思っていました。

しかしながら、その時はまだ研修期間中であり、「仕事をしてもいないのに、辞めたいってやばいな」と思い、単なる甘えだと思ってその時は留まることを決意しました。

 

入社1ヵ月で退職(早期退職)したあとに転職はできる?

仮に入社して1ヵ月で退職した場合に、その後転職できるかどうかは気になるところだと思います。

この問いに対する回答は、「できます」です。

実際にこれまでに私が転職支援してきた人の中にも早期退職者はいましたが、転職活動の末、新しい転職先に決定している方がほとんどです。

ただし、早期退職は求人企業からみて懸念材料にしかならないので、他でしっかりとアピールできるものを示す必要があります。

たまに早期退職について、決断力があるとか、行動が早いとか、無理やりアピールに繋げようとする人がいますが、はっきり言って逆効果なのでやめた方がいいです。

なぜなら、転職先でも同じように早期退職になる恐れがあると思われてしまうからですね。

尚、上記でも解説してきた通り、早期退職が理由となり、書類選考で見送りということは転職活動の中で起こりえるため、それは覚悟しておきましょう。

これはもう仕方ありませんので割り切ってしまった方がいいと思います。

もしそれが嫌なのであれば、在籍しながら転職活動を行うことを選択肢に入れましょう。

 

早期退職の場合、転職理由が合否のカギ

早期退職の場合、転職理由をどのように説明するかが合否に影響してきます。

そのため、自分一人で考え込まず、一度転職エージェントに相談してみることをおススメします。

転職エージェントは転職サイトと違い、あなた専属の担当者がついてくれて、あなたの要望を満たす求人の紹介から経歴書の添削、面接対策、給与交渉に至るまで、転職に関する全てをフォローしてくれるサービスです。

自分では納得のいく答えを用意したとしても、それが面接官に刺さるかどうかはわからないため、第三者に判断してもらうのが確実です。

とりあえず業界大手のリクルートエージェントdodaに登録して相談してみるのがいいでしょう。

転職エージェントのサービスは全て無料ですので、複数登録して使い比べてみるのもありですよ。

 

 

退職のことを上司に言えない

「早期退職だとさすがに気まずくて。。。」

しかしどうしても退職したい。でも言えない。このように葛藤している場合には裏技があります。

裏技というほどのものではないかもしれませんが、それは退職代行サービスを利用することです。

私としては正直あまりおすすめできない退職方法なのですが、どうしても切羽詰まっているという場合には利用するという選択肢を考えてもいいと思います。

退職代行サービスとは、退職代行業者があなたに代わって、あなたの在籍している会社に退職を通知し、退職手続きを進めてくれるサービスです。

費用(3万円~5万円程)はかかりますが、直接上司と退職について話さなくても退職ができるといったものになっています。

詳しくは以下記事にまとめていますので、利用を考えたいと思っている人は是非参考にしてください。

 

入社して最初は不安を抱えてしまうのは自然なこと

特に未経験からIT業界に初めて入った人は、最初は不安を感じやすいと思いますが、それは自然なことです。

また、中途で経験のある方であっても、入社して最初は緊張もしますし、新しい環境に馴染めるかどうか不安に感じるものです。

ちなみに当サイトでは現役のITエンジニアの方にキャリアインタビューをさせて頂いており、その中で、エンジニア駆け出しの頃に何を考えながら仕事をしていたのかをみなさんに聞いています。

みなさん口をそろえて以下のようなお話をされています。

  • 「やっていけるか不安だった」
  • 「何をしているのかわからなかった」
  • 「わからないことがわからない」
  • 「なんとなく目の前の仕事をこなしていただけ」

つまり、どんなに今活躍している人であっても、最初から何も不安がなくやってきた人はいないということです。

不安に感じることは決して悪いことではありません。

どうしたらその不安が解消できるのかを考えたり相談したりしながら、コツコツと地道にやっていく以外に自信を持つ方法はないと思います。

 

まとめ

入社して1ヵ月だけど辞めるべきか、それとも留まるべきかについて解説してきました。

何かしらの不満や不安があると、「ここではない別のどこかへ」と考えたくなる気持ちはすごくよくわかります。

隣の芝生は青く見えるものです。

しかしながら、それはもしかすると「最初だから」という大きな要因があるかもしれません。

早期退職が初めてであれば、転職活動にもそこまで影響は出ません。

しかし、それが2回、3回ともしも続いてしまった場合、正社員としての転職はかなり厳しくなっていってしまいます。

今の自分の気持ちと状況を客観的に見て、ほんとうに退職した方がいいのが、もう少し今は留まっていた方がいいのか、答えを出すきっかけになりましたら幸いです。

 

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