※本記事のリンクには広告が含まれています。
転職を考え始めた時に、何から行動したらいいのか悩んだりすることってありますよね。
- 履歴書と職務経歴書の作成
- 転職希望条件の精査
- 転職サイトや転職エージェントへの登録
- 求人への応募、面接
- 退職までの流れの確認
このように転職活動ではやるべきことが結構あり、それなりに大変です。
ただ、しっかりと準備することで、希望する転職先からの内定、そして入社という結果に結びつく可能性を高めることができますので、ちょっも面倒に思うことでも頑張りましょう!
それでは、エンジニアの転職準備に必要な7つのポイントについて、具体的に解説していきます。
エンジニアの転職準備に必要な7つのポイント
まずは7つのポイントについて確認しておきましょう。
転職準備7つのポイント
- 転職したい理由を明確にする
- 転職先に求める希望条件を確認する
- 転職活動の進め方(応募方法)を決める
- 応募したい求人を選定する
- 応募する求人で必要とされるスキルを確認する
- 履歴書、職務経歴書を作成し、応募する
- 退職までの流れを確認しておく
基本的にはこの流れで進めていくことをおススメします。
順を追って解説していきます。
【Point1】転職したい理由を明確にする
転職したいと思ったきっかけは何ですか?
- 新しい技術に携わりたい
- キャリアアップしたい
- お給料をあげたい
- 人間関係に悩んでいる
- UIターンする必要が出てきた
など、様々な理由が考えられますが、転職したい理由を明確にすることによって、どんな会社に転職すべきなのかが見えてきます。
「何となく飽きた」という人もいるかもしれませんが、そんな時は飽きてしまった原因を探ってみましょう。
目的のない転職は失敗しやすいか、短期での転職を繰り返してしまう要因になります。
まずはなぜ転職したいと思ったのかをはっきりさせておくことで、転職先選びで失敗する可能性を低くすることができます。
-
-
転職理由はエージェントに本音で話した方がいい理由
続きを見る
【Point2】転職先に求める希望条件を確認する
求人を具体的に探し始める前に、どんな会社に転職したいのか、棚卸しをしておきましょう。
希望条件例
- 雇用形態
- 給与
- 勤務地
- 仕事内容や扱う技術
- 採用ポジション
- 入社後のキャリアパス
- 平均残業時間
- 休日
- 有休/産休/育休取得率
- その他福利厚生
まずはこのようにブレスト的な感じで、希望条件を細かいものまでどんどん書き出してみるといいですよ。
一通り書き出したら、必須のものと、そうでないものとに分けましょう。
必須でないものは少し妥協してもいいポイントになると思いますので、優先順位を低く考えていきましょう。
希望条件を全部叶えたい場合は、根気よく求人を探していく覚悟が必要になります。
【Point3】転職活動の進め方(応募方法)を決める
転職活動を進める方法としては、以下の5つがあげられます。
- 転職サイトを利用する
- ハローワークを利用する
- 転職エージェントを利用する
- SNSを活用する
- 友人・知人に紹介してもらう
それぞれ見ていきましょう。
転職サイトを利用する
一般的な求人の探し方ですね。
ネット上から転職サイトに登録して、条件にあった求人を探して応募を進めていくという流れです。
転職サイトと言えば、ご存知業界最大手のリクルートが運営するリクナビNEXTです。
転職サイトを使うメリットは、全て自分で管理しながら、自分のペースで進めていくことができる点にあります。
デメリットとしては、求人の情報がサイトに載っているものやネット検索で出てくる情報だけに限定されます。
また、面接へのアドバイスもないですし、日時調整や年収交渉なんかも代わりやってくれる人がいないため、工数がかかりやすい傾向にあります。
-
-
【転職サイトと転職エージェントの違い】それぞれのメリットデメリットについて解説します。
続きを見る
ハローワークを活用する
ハローワークの特徴は、地方都市の求人を豊富に扱っている点です。
また、中小企業が中心で、大手企業の求人はほとんどありませんので、大手志望の人にはあまりおすすめできないですね。
尚、求人企業からすると、転職サイトや転職エージェントを使っての採用にはお金がかかります。
その点、ハローワーク経由での採用だと、求人企業はお金がかからないというメリットがあり、採用になかなか予算をさけない求人企業でも求人を出すことができるんです。
ちなみに東京勤務、情報通信技術者に絞って検索したところ、求人数は8366件でした。(2019年12月10日時点)
ハローワークの求人はネットで検索可能ですが、そのまま応募する機能は備えていないので、ハローワークに出向いて担当者に応募を直接依頼する流れとなります。
転職エージェントを利用する
今は新卒でもエージェントを使ったりするので、転職活動の方法として一般的になってきてます。
新卒に特化しているエージェントでは、キャリアチケットが有名です。
経験者向けのIT専門エージェントであるレバテックキャリアを運営するレバレジーズが運営していて、利用者の内定率は80%以上。
最短3日で内定獲得している人もいるなど、就活に苦戦中の人は一度相談してみることをおススメします。
尚、転職エージェントはあなたの経歴や希望を確認して、該当する求人を紹介してくれるサービスです。
求人紹介だけでなく、履歴書や職務経歴の作成、面接対策、求人企業との面接日時調整、年収交渉に至るまで、様々なことをやってくれます。
しかも無料です。
転職エージェントは求人企業から、紹介料を成功報酬(支援した人が入社したら)で支払ってもらうという仕組みになっているので、無料だからといって怪しいサービスとかでは全くありません。
業界最大手として、【リクルートエージェント】はまずは登録しておきたいエージェントですが、上でもあげたIT専門の領域で転職支援を行なっている【レバテックキャリア】
も要チェックです。
1人で転職活動を進めるよりも、誰かに相談しながらの方がいいと考えている人は、転職エージェントの活用をおススメします。
成功報酬とは?
成功報酬について気になった方向けに、もう少し詳しく解説しますね。
成功報酬の額は、およそあなたの年収の30%〜35%であることが一般的です。
例えば、年収300万円(内定通知書に記載のある想定年収)の人が入社に至ったら、求人企業はエージェントに、90万円〜105万円を支払うということです。
年収1000万円の人なら300万円〜350万円です。
※ちなみにこの紹介料金は、入社後にあなたのお給料から引かれるわけではないのでご安心ください。
入社に至らなければ求人企業側はお金を1円も支払う必要がありません。
そのため、採用できるかわからない転職サイトに何十万円もかけて掲載するよりも、例え割高になっても転職エージェントに成功報酬で支払いたいという会社は多いんです。
-
-
ITエンジニア向け転職エージェントおススメ比較ランキング(未経験者向けも紹介)
続きを見る
SNSを活用する
活用者が増えてきているのがSNSを使った転職活動です。
求人企業と求職者が、サイトやエージェントを介さず、直接やりとりを行うことから、ダイレクトリクルーティングとも呼ばれています。
やり方としては、FacebookやTwitterなどを使って、自分が転職活動していることを投稿します。
その時簡単に「何ができるのか(どんなスキルを保有しているか)」という内容も一緒に投稿します。
その投稿を見た求人企業の人事担当者が、自社にマッチしてると感じればDMを送ってくるという流れですね。
人事担当が募集投稿していることも
求人企業の担当者が、求人募集の投稿を行っているケースもあります。
「○○ができる人募集しているので、興味のある人は気軽にDMください」って感じですね。
ただ、大手はみかけません。
SNS活用に対して前向きな、フットワークの軽い中小のWeb系企業が多いです。
このようにSNSを使った転職活動のメリットは、とにかくラフであることです。
DMのやりとりから、【面接をやりましょう!】というより、【一度直接会って話してみませんか?】という流れになります。
【面接をする】のと【ただ会って話してみる】だと、だいぶ後者の方が気が楽だと思います。
まさにお互いのマッチングのためにという感じですね。
ポイント
この方法は普段からSNSを活用している人でかつ、求人企業に見られても問題ない内容の投稿をしている人でないと使えません。
できれば普段から技術的なことを発信している人だとこの方法での転職活動は成功しやすいです。
友人・知人に紹介してもらう
SNS活用にも少し似ていますが、直接の知り合いに求人企業の担当者を紹介してもらうこともできます。
あなたが転職したいと思っている会社に知り合いがいれば、「採用担当者と繋げてもらえない?」という感じですね。
また、業界に顔の広い人がいれば、「あの会社の人事なら紹介できるよ」といった形で紹介を受けることもできます。
周りにそういったツテを持っている人がいたら、転職の相談をしてみる価値ありです。
注意
友人や知人からの紹介で転職する場合は、紹介してくれた人の信頼も背負う必要がありますので、その点には十分意識を持つことをおススメします。
【Point4】応募したい求人を選定する
転職先に求める希望条件にマッチした求人を選んでいきましょう。
選定していく中で、「条件絞りすぎてるかな…」と感じるようなことがあれば、許容範囲を広げて選定していきましょう。
また、ほんとに条件のあった会社以外、転職を考えていない場合には、厳しく選定して応募を進めた方が効率的です。
何を重要視するかによっても求人を見るポイントが異なりますが、まずは業務内容を見て、【興味ある仕事かどうか】をチェックしましょう。
また、エンジニアであれば入社後にどんなキャリアアップができるのかも気になりますよね。
【その会社に入ればどんなことができて、どんなエンジニアになれるのか】
こういったところもホームページなんかを見て確認しておくのがおススメです。
【Point5】応募する求人で必要とされるスキルを確認する
応募したいと思った求人企業の募集要項に書かれているスキルについて、あなたはどれぐらい満たしていますか?
理想的なのは、必須スキルも歓迎スキルも満たしていることです。
キャリアアップを考えて求人を選定しているのであれば、歓迎スキルは満たせていない可能性も高いと思います。
しかし、求人企業が本当に求めているのは歓迎スキルになりますので、そこを満たしていない場合は、勉強などをして何かしらのアピールができるように準備をする必要があります。
スキルの棚卸を行っておくことも重要です。
-
-
【エンジニア転職】必須スキルを満たしていない求人への応募はどうするべき?
続きを見る
【Point6】履歴書、職務経歴書を作成し、応募する
応募する会社が決まったら、履歴書、職務経歴書を作成しましょう。
内容はできるだけ求人企業毎に変更した方がいいです。
なぜなら、求人企業毎にどんな人(技術や人柄)を採用したいと思っているのかが異なるため。
技術的なことは保有スキルを網羅的に書けばあまり問題ありませんが、人柄の部分は違います。
求められる人柄(例)
- コミュニケーション力があって、周囲の人たちとの連携がスムーズにできる人
- 集中力があって、とにかく作業に没頭してくれるタイプの人
- 面倒見の良いバランスのとれた人
- ストレス耐性が強くて残業が多くても耐えられそうな人
- 時間にきっちりしていて、責任感のあるタイプの人
求人企業が求めている人物像を把握し、それに関するアピールができるような内容を盛り込んでおくだけで、「この人はマッチしてるかも!」と思ってもらいやすくなります。
作成が完了したらあとは応募を進め、面接を受けていきましょう。
-
-
【書類選考の見送り理由10選】なかなか面接に行けない人が見直すべきポイントを紹介
続きを見る
【Point7】退職までの流れを確認しておく
応募を進め始めたら、それは転職活動が具体的に進み始めたことを意味します。
応募を進めていなければ転職活動を行っているとは言わず、転職活動を行うための情報収集をしているにすぎません。
そして転職活動が進み始めたら、退職のことも考え始めなければいけません。
いざ内定をもらって転職先が決定したとしても、現職の退職調整に時間がかかってしまい、結局入社ができなくなってしまったとなっては本末転倒です。
退職は計画性が大事なので、「決まってから考えればいいか」とあまり楽観的に考えてしまうことはおススメできません。
-
-
転職活動は在職のまま進めるべき?離職(退職)した場合と合わせてメリットデメリットを紹介します。
続きを見る
まとめ
エンジニアの転職準備に必要な7つのポイントについて解説してきました。
最後にもう一度ポイントを振り返っておきたいと思います。
転職準備7つポイント
- 転職したい理由を明確にする
- 転職先に求める希望条件を確認する
- 転職活動の進め方(応募方法)を決める
- 応募したい求人を選定する
- 応募する求人で必要とされるスキルを確認する
- 履歴書、職務経歴書を作成し、応募する
- 退職までの流れを確認しておく
結果を出すためには準備が必要です。
経験者、未経験者問わず、準備を妥協しなかった人は希望通り(あるいは希望に近い)の転職が叶っています。
しかし、準備を怠ってしまった人は、「とりあえず内定もらえたし、ここでいいか」と半ば妥協して転職している人がいることも事実です。
少し手間に感じる部分もあると思いますが、全て時は自分自身のためにです。
頑張ってください!
【あなたにおススメの記事】
-
-
ITエンジニア向け転職エージェントおススメ比較ランキング(未経験者向けも紹介)
続きを見る
-
-
おススメのプログラミングスクール5選【割引情報あり】
続きを見る