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ITエンジニアと聞くと、男性の職業というイメージが強いと思いますが、女性でもITエンジニアを目指している人は年々増えてきています。
しかし一方で、「未経験で文系の女性でもITエンジニアになれるの?」
このような疑問や不安を抱えている方も多いですよね。
僕は本職で、経験者・未経験者問わず、エンジニア志望の方の転職支援をしているのでわかるのですが、エンジニアになるにあたり、性別はほとんど関係がありません。
なぜなら、ITエンジニアは男性にしかできない仕事でもなければ、女性にはできない仕事でもないからです。
また、文系・理系で言えば、理系の方がやや書類選考が通りやすい事実はあるものの、面接へ行けば学歴は関係なく、コミュニケーションスキルややる気の度合いの方が重要視されています。
この記事では、女性がITエンジニアになるメリットとデメリット、そしてITエンジニアになるために必要なことについて解説していきますので、どうぞご覧ください。
女性がITエンジニアになるメリット
ライフステージが変わっても仕事ができる
- 結婚を機に引っ越すことになった
- 子供を産むために産休が必要
- 夫が働くので、私が育休をとる
このように、結婚や出産・子育てといった、ライフステージが変わると今まで通りに仕事ができなくなることがあると思います。
尚、男性も育休を取る時代になりつつはありますが、育休取得者の男女比率が同じになるのはまだまだ先でしょう。
ハフポストの記事によれば、女性の育休取得率は約80%~90%で推移しているのに対して、男性の育休取得率は2018年時点で約6%。。。
比べるまでもなく、男性の育休取得率は低いということです。
しかし、ITエンジニアとして手に職をつけてさえいれば、一度職を離れたとしても、仕事へ復帰することはそんなに難しいことではありません。
ポイント
経済産業省の資料によると、ITエンジニアは2030年には79万人が不足すると言われているように、人手不足が深刻な問題です。
そのため、IT企業は未経験者も積極的に採用し、自社のエンジニア不足を解消していこうという動きが活発化しています。
つまり、未経験者でも採用したい会社が多いということは、経験者となっているあなたを採用したいと思う会社は、それ以上に多いということです。
時短、在宅、フリーランスなど多様な働き方ができる
ITエンジニアはパソコン一つで仕事ができます。
インターネットさえあれば、どこにいても仕事ができます。
隙間時間をうまく使うことで、固定の就業時間から解放されます。
もちろん相応のスキルは求められますが、働き方にこれだけ選択肢があるのは、ITエンジニアを除くと、ブロガーとユーチューバーぐらいじゃないでしょうか。
何故このような働き方ができるかというと、ITエンジニアの仕事はものづくりであり、決められた納期までに、期待されている品質で、納品することさえできれば、やり方は自由だからです。
ゴールまでの道のりは自由という感じですね。
つまり、どこでどんな風に仕事をしようと、自分の仕事をきっちりとこなすことさえできれば何も問題ないわけです。
ポイント
自由に働くためには、仕事の発注者から信頼を得られなければいけません。
- どんなスキルを持っているか
- 仕事に対するコミット力はどうか
これらをまずは社員となって磨いていく必要があります。
家庭内のちょっとした管理もパソコンでできるようになる
よくあるのは家計簿ですね。
今はアプリも豊富にあるのでそんなに困らないかもしれませんが、
「もうちょっとこうだったらいいのに」
アプリを使っていると日々こんな風に思うことはありませんか?
そんな時に自分自身で見やすいものを作れたら、管理がより楽になるでしょう。
他にも、独自レシピを管理するのもいいですし、子育て日記をつけていくのもいいですよね。
今はネットショップで開業する人も増えていますので、ITエンジニアとしての経験があれば、イーターネット関連の新しいことを始めるのに苦手意識はなくなるはずです。
このように、女性がITエンジニアとなるメリットは、仕事以外にもプライベートの割と身近なところにもあったりします。
担当できる仕事の幅が広がる
ITエンジニアの仕事はプログラミングだけではありません。
他にもITインフラ(サーバーやネットワーク)を管理する仕事や、社内SEとして、社内で使っているシステムやパソコン、インターネット関連全般を担当するような人もいます。
そしてITエンジニアの経験があることで、以下のような仕事を担当することも自然とできるようになります。
- データ入力作業
- 一般事務、営業事務
- ライター
- パソコンインストラクター
- システムオペーター
自然とできるようになる理由は、一重にパソコンスキルが身につくからといえばそうなのですが、ITエンジニアとして働く中で、以下のような仕事にも対応していくことになるからです。
- データ管理のためにWordやExcelを使う
- 顧客とのやりとりを電話やメール、チャットツールを使ってやりとりする
- 営業と同行してシステム要件を話す
- システム導入時に、ユーザー向けのマニュアルを作成し、使い方を教えたりする
- 報告書を作成する
多種多様な働き方ができるのも、このように様々な仕事を担当することで、幅広いスキルを身につけることができ、結果として、応用がききやすいからという背景があります。
肉体労働がほとんどないので続けやすい
ITエンジニアの仕事はオフィスワークの一つです。
パソコンとインターネット環境があれば、どこでも仕事ができるのが特徴であるため、肉体労働は基本的に発生しません。
実は男性からも、「今の仕事は肉体労働できついので、これから先を考えてエンジニアへの転職を検討しています」という相談をよく受けます。
肉体労働もなければ、新しい技術や革新的なサービスが出てくる刺激的な業界であるため、長く働くことができる仕事としてもITエンジニアは人気です。
女性ITエンジニアになるデメリット
事務職に比べると残業が多い
同じオフィスワークである事務と比較した場合に、ITエンジニアの仕事は納期に追われやすいため、残業が多くなりがちです。
業界的には平均で月に30~40時間と言われていますが、納期が迫って忙しい時期だと、月に60~80時間になることも珍しくはありません。
残業については、転職先を決める前に、会社がどのように考え、どう対応しているのか確認することをおススメします。
男性の比率が8割の現場
人によっては特にデメリットに感じないかもしれませんが、基本的にITの現場は男性と女性の比率が8:2であることが多いです。
この男女比率を避けたいとなると、かなり求人が絞られてきてしまうため、未経験から目指すには少し厳しいかもしれません。
ITエンジニアを目指すにあたり、男性が多い職場であることは認識をしておく必要があります。
女性ITエンジニアになるために必要なこと
プログラミングもしくはLinuC、CCNAの勉強をする
独学でもスクールに通うでも構いません。
未経験歓迎の求人が多いとはいえ、全く勉強をしていない人を採用する会社は少ないため、ITエンジニアになるために勉強することは必須です。
むしろ、勉強はあまりしたくないと思っているのであれば、ITエンジニアはおすすめできません。
向上心や勉強意欲を面接では特に確認されるため、その時にアピールできるよう準備する必要があります。
プログラマ―を目指す方であればプログラミングですし、インフラエンジニアを目指したいという方であればLinuC(リナック)やCCNA(シーシーエヌエー)といった資格取得を目指して勉強するのがおススメです。
注意ポイント
勉強といっても、英語や簿記、ファイナンシャルプランナー、秘書検定、医療事務などの勉強では、アピールになりません。
MOS(Word、Excel)の資格勉強についてもアピール材料としては弱いため、IT技術に関する勉強を行うようにしてください。
無料で受講できるスクールもありますので、気になる人はGEEK JOBも要チェックです。
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履歴書、職務経歴書を作成する
転職するために履歴書、職務経歴書を作成するのは当然ですよね。
ポイントしては、ITエンジニアに対する志望意欲が高いことをアピールできるような書類を作成する必要があります。
アピール材料
- ITエンジニアになるために勉強していること
- ITエンジニアとして目指している方向性(キャリアプラン)
- これまでの経験の中で、ITエンジニアとなっても生かせるスキル
これらを書類に盛り込むことで、書類選考の通過率を上げることができます。
いくら勉強を頑張っていても、それを応募書類に書かなかったら全くアピールができないので、もったいなさすぎます。
すでに履歴書、職務経歴書を作成されているのであれば、上記3点が記されているかどうか、見直してみてくださいね。
面接対策を行う
女性がITエンジニアになるためには、採用面接を受けて内定をとらなくてはいけません。
女性に限らず男性もそうですけどね。
面接対策とは?
- 企業研究を行うこと
- 面接でどんな質問をされるのかを予想し、それに対する返答の仕方を考えておくこと
ちなみにこの面接対策は1人で行うことはかなり困難です。
企業研究は1人でも可能ですが、予想される質問に対しての返答については、【何て答えるのが正解なのかがわからないから】です。
例えば
Q. どうしてITエンジニアを志望しているんですか?
A. ITエンジニアならあまりコミュニケーションとらずに黙々と作業ができると聞いたので、自分にあってると思ったからです。
どう思いますか?
自分の特徴や強みと職種の相性がいいと判断しての返答で、一見よさそうにも見えますが、ITエンジニアはコミュニケーションが必要な職種のため、これだとNGになりやすいです。
つまり、誤った情報を鵜呑みにしてしまい、それを志望動機に繋げてしまうと、「職種のことについてちゃんと調べてないな」という印象を面接官に持たれてしまうんです。
しかし、自分で調べた情報が正しいのか、間違っているのか、この判断もなかなか難しいですよね。
そんな時に頼りになるのが転職エージェントです。
転職エージェントは各求人ごとに、
- 面接でどんな質問がくるのか
- どう答えたら印象がいいのか
- NGワードは何か
このような情報を持っています。
転職エージェントのサービスは無料で使えますので、気軽に相談へ行ってみてくださいね。
最も有名な転職エージェントは、業界最大手の【リクルートエージェント】です。
扱っている求人数は圧倒的に多く、面接対策用の資料も充実しているので、利用満足度の高いサービスとなっています。
また、未経験+ITエンジニアに強い転職エージェントを希望の場合は、【ワークポート】もおススメです。
元々IT専門のエージェントであったことから、転職支援の実績や業界に対する知識も豊富なので安心できますよ。
まとめ
女性ITエンジニアになるために必要な3つのことと、メリットとデメリットについて解説してきました。
ITエンジニアはまだまだ男性比率が高い職種ですが、2020年から小学校でもプログラミングを学ぶようになるため、女性比率も徐々に高まっていくことが予想されます。
プログラミングをはじめるのに、パソコンに詳しくなくても、数学が苦手でも大丈夫です。
英語を学ぶような感覚で、プログラミングのルールを1つずつコツコツと覚えていくことで、エンジニアとして働いていくことはできるようになります。
【継続は力なり】ということわざがあるように、続けることで、だれでもそれなりにやっていくことが可能です。
苦手意識をもって挑戦しないのはもったいない!
手に職をつけて、自由なスタイルで働けるのは理想的ですよね。
それを理想で終わらせないためには、まずはエンジニアとなってスキルを身に着けることを第一に考えてみてください。
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