昨今のプログラミングブームから、自分もプログラミングを勉強してみようとやり始めたはいいものの、ちょっと難しくなるとすぐに挫折してしまう人が後を絶ちません。
プログラミングが単純に難しいからという理由もありますが、難しいからだけが理由ではありません。
根本的な理由は、モチベーションの維持が難しいからなんです。
そこでこの記事では、モチベーションを保つためのポイントについて解説していきます。
また、もしすでに挫折してしまっている人がいるとしたら、そんな時の選択肢を3つ紹介したいと思いますので、合わせてご覧頂ければと思います。
目次
HTML、CSSから勉強する理由
まず最初にプログラミングの勉強の仕方を調べると、HTMLとCSSから勉強するべきという記事がたくさん出てきます。
プログラミングスクールでも最初に学ぶ言語はHTMLとCSSです。
HTMLとCSSは直感でわかりやすいので、最初に触れる言語としては、レベル感的にちょうどいいんです。
しかし、この言語は確かにプログラミングではありますが、プログラマーやSEが仕事で使う言語かというと、そうではないことが多いです。
僕も新卒でSEとして働いていましたが、その時にHTML、CSSに触れたことは一度もありませんでしたし、新人研修の期間にも習いませんでした。
HTMLとCSSはサイトの画面構成(デザイン部分)となるため、現在はWebデザイナーの方が兼務したり、コーダーやフロントエンジニアと呼ばれる人が担当していることがほとんどなんです。
ではなぜこの言語からスタートするのでしょうか?
それは挫折をさせないためという理由が大きいでです。
いきなり難しい言語から着手すると、挫折してしまう確率が高まります。
そこで、HTML、CSSから入ることで、「自分にもできるかも」という感覚を持ってもらいながら、徐々に難しい勉強へ進んでいくことが一般的な教え方です。
つまり、HTMLとCSSができたとしても、そこで油断するわけにはいきません。
プログラミングの勉強はHTML、CSSの基礎勉強が終わってから本格的に始まると心得ておきましょう。
プログラミングで挫折するポイント
【挫折する=モチベーションが保てない】という公式が成り立ちますよね。
モチベーションが保てないというのは、つまりはわからないことが多く、この先理解していける自信がなくなってしまう状態です。
このわからないことが、勉強し始めて割と序盤にたくさん出てきてしまうと、そこで「自分には無理だ」「自分はプログラミングに向いてない」といって投げだしてしまいがちです。
つまり、モチベーションをいかに保つことができるかどうかが挫折しないためのカギとなります。
プログラミングで挫折しないためにすべきこと
モチベーションを保つための最善策は、
『一人で学習しない。』
これにつきます。
- 仕事をしながらであれば、周りには頼れる先輩や上司がいるでしょう。
- スクールに通えば、講師がしっかりと教えてくれるでしょう。
- 友人に教えてもらえるのであれば、わからないことも聞きやすいですよね。
挫折している人の多くが、「一人で学習していた」ということが実に多いです。
では、何故一人で学習すると挫折する可能性が高まるのでしょうか。
それは、【学習に使っている教材通りに進まないことが多いから】です。
僕も以前、プログラミングの勉強をしていた身なのでわかるのですが、例えば参考書通りにコードを書いてもちゃんと動かなかったり、参考書に載ってる画像と、目の前のパソコンの画面が異なっていたり、「なんで?」と思うことがほんとに多いんです。
そうするとどうやって解決したらいいのかわからず、時間だけが経過してしまいます。
しかしこれは、使っているパソコンの環境であったり、システムや言語のバージョンによっても見え方が変わったりするので、教材が悪いわけではなく、仕方のないことなんです。
教材を常にリアルタイムに更新したり、あなたのパソコン環境に合わせて教材が変わるなんてことも難しいですよね。
また、わからないところを飛ばして先に進めていいのかもわからず、勉強が進まないことへのジレンマから、徐々にモチベーションが下がっていくんです。
しかし、こういったことが起こってしまうのは。一人で勉強しているからなんですよね。
周りに質問できる人がいれば、それこそ一瞬で解決できるような問題でも、一人だとなかなか解決できずに苦しみます。
プログラミングの勉強で一番大事なことは、質問ができる環境であり、勉強が進んでいるという実感を持つことができるかどうかです。
挫折してしまった時の3つの選択肢
一人で勉強しないことが、モチベーションの維持に繋がって、そして挫折をしにくいことは上記で説明してきました。
しかし、じゃあプログラミングスクールに通ってる人は、講師もいて質問もしやすいから絶対挫折しないかというと、そうではありません。
残念ながらプログラミングの純粋な難しさ故、挫折してしまう人は一定数います。
そこで、もし挫折してしまった場合に、そのあとはどうしたらいいのか、3つの選択肢を紹介します。
- 一度挫折したけど、別の場所でプログラミングに再チャレンジする
- プログラミングは諦めて、ITインフラの道に進む
- ITは別職種への就職を考える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一度挫折したけど、別の場所でプログラミングに再チャレンジする
独学で挫折したならプログラミングスクールに通ってみるのもいいと思います。
プログラミングスクールに通って挫折してしまったのなら、他のスクールを探してみるのもいいと思います。
思い切ってまずは就職して、現場で叩き上げでいこうという考えもいいと思います。
環境を変えることで改めてプログラミングと向き合い、理解を深めていくチャンスは残されていますよ。
ポイント
未経験からの就職であれば、第二新卒エージェントneo by ネオキャリアがおススメです。
20代の第二新卒層に強く、学歴も関係なく丁寧に就職支援をしてくれますよ。
プログラミングは諦めて、インフラの道に進む
どうしてもプログラミングは難しい。
けどIT業界のエンジニアとして、手に職をつけていきたい気持ちはいまだに強い。
それであればインフラエンジニアを検討してみてはいかがでしょうか?
サーバーやネットワークの設計や構築、運用を担当するエンジニアであり、プログラマーとは全くやることが異なりますが、ITエンジニアという技術職であることに変わりはありません。
「いきなりインフラエンジニアと言われても、志望動機とか考えるの難しそうだし。。。」と思われた人、安心してください。
インフラエンジニア志望動機については、以下記事をご覧頂ければイメージが湧くはずなので、是非チェックしてみてください。
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転職・面接で使えるインフラエンジニアの志望動機例文。やりがいやキャリアプランも紹介します。
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ITは別職種への就職を考える
業界で働いている身としては非常に残念ではありますが、ITとは別職種を考える手段ももちろんあります。
ITだけが選択肢ではありませんし、ITじゃないとこの先生きていけないってことは、余程の理由がない限りないと思います。
一度挑戦してみて難しかったのであれば、少し視野を広げて考えてみることも大事です。
ただし、悔いのないように精一杯やってからでないと、後から「もう少し頑張っておけば良かった」と思ってしまうのだけはもったいないと思いますので、一時の感情に任せず、自分がほんとうはどうしたいのかを冷静に考えてから次の行動をとるようにしてください。
プログラミング初心者で30歳を超えているなら即戦力を目指すべき
30歳からでもプログラマーを目指すことができる時代であることはいいことだと思いますが、単純に年齢だけで比較されると、30代は20代には叶いません。
これは仕方ないです。
では、30代の人がどのようにチャンスを掴んでいくべきかというと、これまでの社会人経験を活かすのはもちろんのこと、プログラマーとしても即戦力を目指すべきなんです。
30代といえば、会社の中では中堅クラスで後輩メンバーをマネジメントする立場になっている人も大勢います。
企業が20代に求める人物像(+経歴)と30代に求める人物像(+経歴)は異なります。
しかし、いきなり即戦力と言われてもと思うでしょう。
口で言うのは簡単です。
それでも30代からプログラマーを目指すのであれば、生半可な気持ちではなれないことは確かなので、可能性を探っていくしかありません。
即戦力を目指すのに、独学だとさすがに難しいので、即戦力を育成するTECH CAMP エンジニア転職コースの受講をおススメします。
学習スタイルをあなたのライフスタイルに合わせることができ、転職成功率99%という実績を誇っています。
無料カウンセリングも行っていますので、30代の方であれば、まずは相談して話を聞いてみるべきでしょう。
なぜプログラミングで挫折する人は多いのか。まとめ
プログラミングで挫折してしまう理由とその対処法について解説してきました。
一度挫折してらもうおしまいといった極端な話ではありません。
むしろ、勉強中に一度は挫折することも想定通りぐらいの計画を立てられてもいいのではないかと思います。
余談ですが、挫折することを英語では、フラストレーションと呼びます。
フラストレーションと聞くと、欲求不満というイメージが強いんじゃないかと思いますが、【思い通りにいかずイライラする】ことを指す言葉なんですね。
フラストレーションを溜めてしまうのはよくないので、どうしたら思い通りにいくのか、勉強を頑張った末にどのようになりたいのか、ゴールとそれに向かう道筋を考えながら勉強を進めていってください。
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