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未経験からエンジニアになるための支援とは異なり、PMの転職にはエージェントにもそれ相応の知識が求められます。
例えば、
- 携わるプロジェクトの人数や予算など、規模はどれぐらいか
- 顧客の業界がどこで、業務知識はどこまで求められるのか
- プロジェクトの管理手法は何を用いているのか
- 社内で利用しているツールにはどのようなものがあるのか
- キャリアの方向性と求人企業の事業の方向性がマッチしているか
ざっくりと書きましたが、このように求人のことをしっかりと把握できていないと、求職者と求人のマッチングがうまくできません。
そこでこの記事では、PMの転職におススメできる専門知識があり、かつ求人も豊富に扱っているエージェントを紹介していきます。
また、転職時の注意点やエージェントの選び方などについても併せて解説していきたいと思いますので、どうぞご覧ください。
PM(プロジェクトマネージャー)とは?
PMという役職について初めて知ったという人のために、簡単に役割をご紹介しておきたいと思います。
プロジェクトマネージャー(Project Manager:略してPM)とは、プロジェクトをマネジメントする、いわばプロジェクトの責任者です。
責任者として、担当システムを開発したり運用するにあたり、
- 予算管理
- 人員管理
- 品質管理
以上の3つを主に管理し、プロジェクトを成功に導くことが役割とされています。
切羽詰まって人手不足でない限り、SEやチームリーダーで数年経験を積んだ後、PMとしてプロジェクト全体の管理を担当するようになる方が多いですね。
PMについてもっと詳しく知りたい場合は、プロジェクトマネージャー(PM)とは?仕事内容や役割、必要なスキルについて解説します。もご覧ください。
転職する時のポイント
PMへの転職の時、どんなところに注意したらいいでしょうか。
PM未経験者と経験者、それぞれについて解説していきたいと思います。
PM未経験者
いきなりPMのポジションを目指すというより、まずはチームリーダーポジションを任せてもらえるところを狙いましょう。
職種としては、『PM候補』といったイメージです。
また、面接の時には、どれぐらいの期間でPMとして昇進する人がいるのか、これまでの実績を確認しておくのがいいでしょう。
ポイント
いかに当てはまる求人である場合、PMにはなれない可能性が高いので注意しましょう。
- 評価制度が年功序列である
- PMのポジションに空きがなく、なかなか空かない
PMとはプロジェクトをマネジメントする、いわばそのプロジェクトにおけるトップの人です。
その大事なポジションに対して、
- 自社でまだ実績が何もない
- 他社でもPM経験がない
2つとも当てはまる人をいきなり抜擢するなんていうのはごく稀です。
中途採用者でPM経験がない人に、いきなりPMを任せるということは、それだけ人に困っている状況であることが高いです。
そしてプロジェクトも火を噴いている(噴きそうである)可能性もありますので、入社後にとても苦労されるかもしれません。
とにかくポジションに拘ってどんな環境でもやっていくという気持ちががあればそれでもいいかもしれません。
しかし、大事なのは継続的に経験が積める環境であることだと思います。
チームリーダーから経験を積み、できるだけ早い段階で成果を認めてもらい、PMへと昇進できるような会社を探すのが理想的と言えるでしょう。
PM経験者
経験者であれば、PMとして即戦力となりますので、『PM候補』ではなく、『PM』の求人に応募を進めて問題ありません。
おそらくPM経験者が転職を考えられている場合、その理由は以下のようなものが多いのではないでしょうか。
PM経験者の転職理由
- 年収をもっとあげたい、もっと評価されたい
- 経営幹部と経営方針が意見が合わない
- PM以上のポジションに空きがなく、昇進が見込めない
- PMなのに開発も行っているので、もっとマネジメントに集中したい
- ライフスタイルの変更に伴う理由
このように、今抱えている問題を改善するために転職を考えていることと思います。
その問題を解決できる求人を選ぶようにしましょう。
間違ってもキャリアダウンしてしまう可能性のある求人は避けた方がいいでしょう。
また、もしかすると同じPMポジションではなく、事業部長クラスの求人であったりITコンサルなど、ステップアップを目指して求人を選んでいくのもいいと思います。
転職エージェントの選び方
当然のことながらPMの求人を豊富に扱っていて、ITに強いエージェントを選びましょう。
ITに強いといっても、未経験層に強く、PM求人を得意としていないエージェントもありますので注意が必要です。
確かに転職エージェントの担当者も人なので、それぞれ考え方が異なれば知識や経験も様々です。
しかしながら、PM求人を希望している求職者に対し、知識の浅い担当者に任せてしまうと、エージェントとしての信頼に関わる可能性が出てきます。
そのため、PM求人を希望している求職者には、知識や経験がしっかりとある担当者がついてくれる確率が高いといえます。
PMにおススメの転職エージェント
PMの求人を豊富に扱っていて、業界にも詳しいエージェントを3社紹介させてもらいます。
PMクラスになってくると、ミドル層と違って、各エージェントが独占的に求人を扱っているケースも増えてきます。
重要なポジションほど、あまり求人をオープンにせず、募集をかけたいと考えている会社が多いためです。
そのため、よりよい転職先を見つけるためには、エージェント2、3社に話を聞いてみることがおススメです。
レバテックキャリア
【公式URL】https://career.levtech.jp/
レバテックキャリアはIT専門の転職エージェントの代表格です。
IT専門にも関わらず支援実績が20万人を突破(2021年2月時点)と驚異的です。
経済産業省の調査によると、2020年時点で日本のITエンジニアは約100万人程いますので、日本のエンジニアのおよそ5人に1人がレバテックキャリアを活用している計算となります。
特に注目したいのが、扱っている求人の8割以上が年収が600万円以上の上流層求人となっている点です。
レバテックキャリアの強み
- IT業界専門のエージェント
- 日本のエンジニアの5人に1人が利用している
- 8割の求人が年収600万円以上
- 需要の高いWeb系求人も多く扱っている
- IT業界でのパイプが強い
- PMやITコンサルなど上流層に強い
他にもITフリーランスエンジニアの支援やヒカラボというエンジニア向けの勉強会も開催しているなど、IT業界で様々な活動を行っています。
ヒカラボでは過去に、サイバーエージェントやZOZO、ニューズピックスの担当者が登壇したこともあるなど、業界でのパイプが強いことがわかりますね。
業界のことについて詳しいと、求職者に対するアドバイスもそれだけ的確になります。
あなたの希望条件と保有スキルをしっかりと見極めた上で求人を紹介してもらうことができます。
尚、唯一の弱点は支援可能地域がやや限定されていることです。
・関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)
・関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)
・九州(福岡)
上記以外の勤務地で求人を探されている場合、下記のdodaエージェントやマイナビITエージェントの方がおススメとなります。
doda
【公式URL】https://doda.jp/
dodaエージェントはパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する転職エージェントです。
【doda転職フェア】なんかにも足を運んだことがある人は多いんじゃないでしょうか。
ITエンジニアの求人数は18,271件(2021年5月時点)と非常に多くの求人を扱っていて、PMの求人だけでも3,731件あります。
エグゼクティブ層選任のアドバイザーも在籍していて、転職支援においてプロフェッショナルなメンバーが揃っています。
そのため、PM希望であっても専門的なアドバイスを受けることができます。
また、転職業界における統計情報も数多くとっています。
- 求人倍率
- 平均年収
- 転職理由ランキング
- 残業時間ランキング など
様々な市場調査を行っていますので、面談の際に直にそういった情報を提供してもらえることは、転職活動する上でも参考になる部分が多いですね。
全国的に支店をもっていて、幅広い地域、幅広い世代、幅広いキャリアに対して支援できる体制がdodaエージェントにはあります。
社内SEにも強いことがdodaエージェントの一つの特徴であるため、情報システム部のマネジメントに興味がある方には特におススメのエージェントです。
マイナビITエージェント
【公式URL】https://mynavi-agent.jp/it/
マイナビITエージェントは業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。
同法人が展開しているマイナビエージェントは総合型のエージェントですが、マイナビITエージェントは名前の通り、IT専門のエージェントサービスとなっています。
担当となるキャリアアドバイザーも経験豊富な人が多く、IT専任という形をとっているので心強いですね。
経歴書の添削なども丁寧に対応して頂けますので、初めての転職活動であれば是非登録をおススメしたい転職エージェントです。
プログラマー・SEの求人の他、PMなどのマネジメント層の求人も取り扱っています。
マイナビITエージェントの強み
- 非公開求人が求人全体の80%を占めており、レア求人が多い
- 経験豊富なキャリアアドバイザーが多い
- スタートアップ企業にも強い
- 経歴書の添削が丁寧
- ハイクラス転職相談会も定期的に開催している
マイナビといえば新卒を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、新卒からミドル層、経験層まで一貫して支援実績が豊富な点がマイナビITエージェントの魅力です。
まとめ
PM(プロジェクトマネージャー)におススメの転職エージェントについて紹介させてもらいました。
PMといえど、会社によって経営方針や評価制度もマチマチであるため、経営の立場に近い役職者だからこそ、経験やスキルを一番発揮できる職場を選ぶことが大事だと思います。
また、PM及びハイクラス求人に関しては非公開求人として転職エージェントが扱っているケースも多いため、一人で求人を探すのは比較的困難な場合があります。
PMからのキャリアパスとしては、経営幹部への道やITコンサル、情シスやシステム監査など様々ですので、PMのその先のことも考えておくことで、あなたが理想とする転職ができるはずです。
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