エンジニアコラム

なぜ、エンジニアは残業が多いのか。5つの原因を解説します。

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ンジニアは残業が多い”

このイメージは世間にすっかり定着していますね。

『火のないところに煙は立たない』ということわざを聞いたことはありますか?

多少なりとも真実がないと、噂が立つことはないってことです。

つまり、エンジニアの残業が多いのは単なるイメージではありません。

そこでこの記事では、エンジニアの残業が多い原因について解説していきたいと思います。

エンジニアの残業が多い原因

残業が多い原因

  • 納期の設定が厳しい
  • 仕様がころころ変わる
  • PMの育成問題
  • メンバーの育成問題
  • メンバーの欠員

それぞれ具体的に見ていきましょう。

 

納期の設定が厳しい

最初から納期の設定が厳しいと、それは残業で対応せざるを得ないですよね。

更に納期の設定が厳しい理由として3つの原因が考えられます。

  • 顧客からの要望のため
  • 他のサービスとの連携に関わるため
  • とにかく早く開発してどんどんリリースする(という会社の方針)

原因がわかれば対処できそうな問題でもありますが、会社の経営であったり、顧客との信頼関係などを考えた場合、なかなか難しいことが多いのがIT業界の現状です。

納期が厳しい現場は残業でカバーしているケースがほとんどです。

 

仕様がころころ変わる

これはあるある!と思った人も多いんじゃないでしょうか?

客からの仕様調整依頼、経営トップからの方針転換などにより、開発を進めてきたにも関わらず、また設計段階からやり直しというケースです。

後戻りできる段階であれば特に問題ないと思いますし、アジャイル開発で進めているプロジェクトであれば、設計書を修正する手間がないので、その分巻き返しも早いかもしれません。

しかし、元々の仕様で、いついつまでに納品するという計画が台無しになってしまうことは確かです。

こんな場面でも残業を強いられてしまうのは現場のエンジニアなんですね。

 

PMの育成問題

あまり表立って言われることは少ない気がしますが、PMの育成問題も残業に大きな影響を与えていると考えます。

まず、PMの仕事とは何でしょうか?

プロジェクトマネジメント協会(アメリカの非営利団体で、日本にも支部があります)の定めているPMの役割は大きく3つです。

  1. 品質管理
  2. 原価管理
  3. スケジュール管理

つまり、品質を担保しつつ、売上の最大化を目指し、スケジュールを決めてメンバーのマネジメントを行っていくのがPMです。

ということは?

あなたも気づいたと思いますが、PMがスケジュール(納期)を握っているので、PMがそこをしっかりと調整、管理、把握することができていれば、残業をしなくてもプロジェクトはスムーズに進んでいくはずなんです。

しかしながら、PMを育てる環境がどの会社にもあるわけではありません。

多くの場合は、俗人的に社員任せとなっているケースがほとんどでしょう。

ロジェクトマネジメントとは、体系的な知識を持ち合わせていてかつ、経験を積むことで鍛えられていくと言われています。

納期や仕様変更についても、言ってしまえばPMの力によって、その後の状況が大きく変わると言っても過言ではありません。

 

メンバーの育成問題

メンバーの育成も残業に大きく関わっています。

チーム体制でプロジェクトを行っているのは、どこの現場でも同じだと思います。

でも、どこのプロジェクトチームも、”同じスキルを持った人の集まり”ではありません。

スキルは個人差がありますし、得意・不得意だってあります。

研修制度の充実を謳っている会社はありますが、どれだけの人が仕事をしながら新しい技術を学んでいくことができるでしょう?

次のプロジェクトのために、1ヶ月空けたから新しく〇〇を勉強してきて!』

このような支持を出せる会社はそうそうないでしょうし、むしろそんな会社があったら絶対転職するべきです。

プロジェクトで使う技術に精通した人だけを集めるのは難しいため、メンバーの教育をいかに行えるかが残業時間にも大きく影響してきます。

 

メンバーの欠員

中にはプロジェクトの途中で離脱してしまうメンバーもいるでしょう。

原因は仕事上のことやプライベートなことなど様々だとは思います。

しかし、欠員が出れば当然、一人分の作業量が他のメンバーに割り当てられることになりますので、働く時間が増えることは必然です。

メンバーが途中で欠員とならないようなケアを行っていくことも大事ですね。

 

残業を減らす術はあるのか?

プロジェクトでは様々な問題が生じるため、これをやったら絶対残業が減る!というものはありません。

しかし、残業の原因がわかっていれば、それに対応することで残業を減らすことができると理論上は言えると思います。

  • 納期の設定に十分な余裕を持たせること
  • 仕様変更が入る場合は、その分納期も遅らせること
  • PMやメンバーの育成を行うこと
  • 欠員メンバーを出さないようにすること

口で言うのは簡単ですが、一長一短にできるものではありません。

そのため大切なのは、”残業は減らすことができない”という固定概念をまずは捨てることです。

顧客との交渉がうまくできないなら、交渉術を学ぶべきだし、反復して行っている作業があるなら、業務効率化ツールの導入を考えるべきです。

プロジェクト全体をあなた一人で変えるのは難しいかもしれません。なのでまずはあなた自身の仕事を、どうやったらもっと早く終わらせることができるのかを考えることで、少しづつ変えていくことができると思いますよ。

 

こんな人は転職した方がいい

いかに残業が多くても、そこにやりがいや楽しさがあったり、大変だけど残業代は入るからというモチベーションに繋がる何かがあればそんなに問題ではないと思います。

しかし、もしもあなたが以下のような状況に当てはまるのであれば、改善の余地がないに等しいので、プロジェクトの変更依頼や転職を考えた方がいいと思います。

  • 上司が帰るまでは帰れない
  • 業務効率化を提案したら聞く耳を持ってもらえなかった
  • 残業を美としている社風がある
  • 常に月80時間以上の残業がある
  • 残業が多いのに残業代が支払われない

このような場合、客先常駐型でプロジェクト毎に残業時間が異なる会社に転職すると、同じことを繰り返してしまう可能性があるため、できるだけ自社勤務となる求人を探すことをおススメします。

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当てはまるものを選んで登録するようにしてくださいね。

もちろん後から変更もできるので気軽に登録してもらって問題ありません。

自社勤務はそれだけ採用のハードルが高めではありますが、挑戦してみる価値はあると思います。

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まとめ

エンジニアの残業が多い原因について紹介させてもらいました。

一言で言うと”残業をしないためのリソースが足りない”と思われがちなところがあるのですが、プロジェクトメンバー一人一人が意識して、改善に取り組もうと行動することで、現状を変えていくことはできると思います。

あなたがPMの立場であれば、尚のことプロジェクトに変化をもたらしやすい立場ですので、改善策がないか考えてみることをおススメします。

あなたがメンバーの一人であれば、”自分一人の影響力なんて大したことないし”と思わずに、残業を減らしたいのであれば、そのことを発信するべきですし、原因はメンバーにだって考えればわかるはずです。

他責にせずに、”何か自分に原因があるのでは?”という視点を持ちながら仕事ができると、効率化に繋がっていくこと間違いなしです。

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