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普段話す言葉として使っている日本語、幅広い国で使われているのは英語、ピンポイントだけど、世界の経済に影響を与える中国では中国語、芸術の街パリで生活したいならフランス語、スペインのリーガ・エスパニョーラが好きならスペイン語。ブラジルのサンバに魅了されたならポルトガル語。
こんな風に人が話す言語っていうのは、歴史的背景からによる、地域毎の特性があり異なりますよね。
プログラミング言語も同じで、目的によって、それに適した言語が存在します。
簡単な例を先にお伝えしましょう。
きっちりとした業務管理システムを作りたいならJava、ロボットの開発に興味があるならC、比較的機能の少ないWebサイトを作りたいならPHP、人工知能の開発に携わりたいならPython、iPhoneアプリを作りたいならswift。
こんな感じです。
初心者が学ぶべきものは、その人の目的によっても異なりますが一般的にはJavaやCがおすすめとされています。
では、それぞれの言語の特徴を見ていきましょう。
Java
プログラミング言語の代表格ですね!
名前は聞いたことあるという方も多いかと思います。
今でこそ主流なものですが、1995年頃に登場したこの言語は、またたくまにオープン系というシステムが広がるきっかけを作ったものです。
最近RubyやPythonと言った言語を聞く機会も多くなってきましたが、これらの言語はJavaの影響を受けたものであり、Javaを簡略化して書けるようになったものとも言われています。
そのため、最初にプログラミングをしっかりと学ぼうと考えられる場合は、Javaの方がおすすめと言えるでしょう。
Webアプリ(ECサイトや旅行の予約システムなど)やAndroidアプリ、業務系(企業内で使う販売管理や顧客管理システム、ネットバンクやFXのシステムなど)のシステム開発にも用いられるなど、汎用性が高いのが特徴です。
C言語
Javaと肩を並べる有名な言語です!
主に組込系や制御系と言われる開発に使用されています。
もう少しイメージしやすいもので言うと、ハードウェア(家電やロボット、ゲーム機など)の中にプログラムを組込むことによって、動きを制御するための言語です。
ゲーム開発やロボット、最近だとIot(モノのインターネット)が盛り上がってきているので、C言語を習得すればこれらの開発に携わっていかことができるでしょう。
同じように有名なJavaとは、また用途が異なっていますね。
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PHP
Webサイトを作りたいという方におすすめの言語です。
ここでは詳しく触れませんが、Webサイトを作るツールとして、WordPressという便利なものがあります。
そのままでも十分に使えるものではあるのですが、やはり他の人と違って目立つサイトを作りたいと考える場合、カスタマイズが必要となるわけです。
そのカスタマイズに必要な技術がPHPとなります。
Javaのように汎用性が高いというわけではないですが、Webサイト制作の需要は多くあるため、自ずとPHPの需要も高い傾向にあります。
Ruby
プログラミングをはじめとしたITに関する技術は、海外から日本に入ってくることがほとんどですが、このRubyに関しては、まつもとゆきひろさんという日本人によって開発されたプログラミング言語です。
Webアプリ開発を得意分野としていて、何より、『人が楽しみながらプログラミングできる』という点を重視されて開発された言語になっています。
毎年開催されているRubyカンファレンスでは、Rubyの開発者や利用者による大規模な交流会を行っています。
クックパッドや日立、GMOなど名だたる企業の関係者も参加しているイベントです。
一説によると、Javaでプログラミングするよりも、3倍楽に書けると言われています。
これを実感するには、Javaから勉強してみて、Rubyもやってみるという流れが理想的なのかと思います。
Python
人口知能や機械学習の分野で使われています。データ解析が得意な言語です。
近年、需要の高まりが右肩上がりのプログラム言語と言えるでしょう。
ちなみに人口知能や機会学習については聞いたことあるって人多いと思いますが、具体的に説明してと言われると困る方いるんじゃないでしょうか?
人口知能とは、システム自体が学習していくことによって、これまでとは違ったパターンの反応を示すことができるようになる機能のことを言います。
先日ソニーから新型の犬型ロボットAIBOが販売されましたね。この犬(人口知能を搭載したロボット)は、いつも一緒にいる飼い主のことを覚える(画像認識技術)ことができ、飼い主とそうでない人に対する反応の違いが見られるようです。
そして、この人口知能を実現させているのが機械学習と言えます。大量のデータを解析することで、次の行動パターンに反映させて行くことができます。経験豊富な漁師が釣れるポイントを嗅ぎ分けるのと同じようなイメージですね。登山家の方が空気の湿り具合や雲の動き、風の強さなんかで次の日の天候を予測できるのもそうですね。
ようはこれまで人が自然とやっていた、経験からの予測を、システムによって実現できるようになってきたということです。
最先端の技術に興味があるのであれば、pythonを勉強して、人口知能の開発に携わる可能性を広げていくのも面白そうですね。
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swift
appleによって、 iPhoneアプリを作るために作られた言語です。
先代の言語はObjective-Cという言語でした。
これは目的が明確ですね。
iPhoneアプリを作りたいという方は、このswiftを勉強しましょう!
ちなみにiPhoneアプリを作って、Apple Storeに載せるためには、年間約1万円を支払って、デベロッパ登録をしなくてはいけません。
アプリをリリースするには審査があるってことなんですね。
それでも個人でiPhoneアプリを作って、それを配信して儲けている方も世の中にはいますので、その点は魅力があるのかと思います。
ちなみに日本人のスマホユーザーの約70%は、iPhoneを使っているという統計データもあります。
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まとめ
総合的に初心者が最初に学ぶ言語としては、汎用性の高いJavaがおすすめです。しかし。他の言語と比べると難しいという最初に学ぶ上でのデメリットもあります。
Javaから学んで、どうしても理解ができず、プログラミングそのものが嫌になってしまうこともあるかもしれません。
そうなってしまってはせっかくのやる気も台無しですね。
その点を考えると、PHPやRubyから入ると、自身もつけやすいのでいいかもしません。
あなたの目的にあった言語を選択して、頑張ってみてください!
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