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この記事ではこの疑問について解説していきたいと思います。
AWSはクラウドサービスの中でも特に有名で需要が高いです。
未経験からAWSエンジニアになろうとしている人はもちろん、アプリ開発エンジニアやインフラエンジニアからからAWSエンジニアにキャリアチェンジしたいと思っている人も是非ご覧ください。
AWSエンジニアとは?
AWSエンジニアとは何をする人なのかおさらいしておきましょう。
そもそもAWSとは、Amazon Web Services(アマゾンウェブサービス)の略称であり、クラウド技術のサービス名であるとともに、会社名でもあります。
クラウドエンジニア
AWSエンジニアは、クラウドエンジニアの1種です。
そしてもっと広義で言えば、インフラエンジニアとなります。
クラウドの技術を使って、
- システム設計や運用
- ネットワーク管理
- ビックデータの解析
- データベース、ストレージとして利用
このように、クラウドの技術は多種多様なので、用途に合わせて、AWSによってインフラを提供することが仕事です。
AWSの競合クラウドサービス
競合クラウドサービス
- GoogleのGCP
- MicrosoftのAzure
- AlibabaのAlibaba Cloud
この3つがAWSの競合です。
シンガポールの調査会社Canalysによると、2019年のクラウド市場世界シェアは以下の通りです。
- 1位 AWS 32.3%
- 2位 Azure 16.9%
- 3位 GCP 5.8%
- 4位 Alibaba Cloud 4.9%
表にして見てみると以下のようになります。
Canalys Cloud Channels Analysis 2020年1月より作成
ECサイトやwebサービスをはじめ、最近では金融システムやゲームなんかでも、AWSが導入されるケースが増えてきており、業界問わずに注目されているサービスであり技術となっています。
AWSエンジニアになるには?
AWSエンジニアになるためには、『AWSの知識、経験をアピールできるようにする』ことが大事です。
ではそのためにはどうしたらいいのかとうと、
- AWSには認定試験があるため、試験対策をして合格すること
- AWSに実際に触って技術的要素を身に着けること
いずれか必須となります。
それぞれ具体的に見ていきたいと思います。
AWS認定試験(資格)の種類
AWSはサービスごとに様々な認定試験があります。
まずは試験の種類を確認しておきましょう。
AWS認定試験の種類
AWSの認定試験は、2020年4月時点で12個あります。
ベーシック、アソシエイト、プロフェッショナル、専門知識と4つの段階に分かれていて、それぞれの認定試験は以下の通りです。
資格ランク | 認定試験 |
ベーシック |
|
アソシエイト |
|
プロフェッショナル |
|
専門知識 |
|
それぞれの資格について詳しく知りたい人は、AWSの公式ページをご覧ください。
おススメのAWS認定試験
AWSエンジニアになろうと考えている場合には、【ソリューションアーキテクト-アソシエイト】を目指しましょう。
ここで、「基礎から入るならベーシックのクラウドプラクティショナーじゃないの?」と思われたかもしれません。
確かに基礎を抑える上で、クラウドプラクティショナーを学ぶのは間違ってはいませんが、この試験はあくまでユーザーレベルだと思ってください。
つまり、AWSエンジニアとしていクラウド技術を提供するエンジニアになるのであれば、ユーザーレベルでは意味がないので、一段階上の【ソリューションアーキテクト-アソシエイト】がおススメです。
ポイント
同じアソシエイトの試験であっても、
- SysOps アドミニストレーター-アソシエイト:運用者向け
- デベロッパー-アソシエイト:開発者向け
となっているため、例えば開発者としてAWSを使いこなせるようになりたいのであればデベロッパー-アソシエイトがおススメとなります。
AWS認定試験(資格)の勉強方法
AWS認定試験の種類が確認できたら、次に勉強方法をみていきましょう。
勉強方法については、他のIT資格を取るのと同じように以下の方法があります。
勉強方法
- 参考書
- Webサイト
- スクール
無料の公式ワークショップがある
認定試験の準備ワークショップとして、アマゾンウェブサービスジャパンが提供してくれているものが毎月開催されています。
ワークショップでは、試験問題を解く際のポイントや理解を深めるためのドキュメントを出題分野ごとにを解説してもらえます。
いきなりやってみても問題はありませんが、あまり意味がありませんので、試験勉強が進んできたタイミングでOKです。
開催頻度がそんなに高くないので、前もって日程を確認し、予約をしておくといいでしょう。
参考書で学ぶ
王道ですが、参考書は1つ持っておくと何かと便利です。
参考書で勉強しただけでは試験に合格するのは難しいものの、入門書としては、概要をつかめるのでおススメとされているのが以下の本になります。
Webサイトで学ぶ
Webサイトを使っても勉強することは可能です。
おススメを3つ紹介します。
Webサイト
- アマゾンウェブサービスジャパン株式会社が主催するオンラインセミナー及び資料(通称BlackBelt)/無料
- ドットインストール/無料
- Udemy/有料
一番気軽にできるのはドットインストールの動画教材ですね。
【Amazon Web Services入門】があり、動画を見るだけならユーザー登録も不要です。
また、Udemyは有料にはなりますが、ソリューションアーキテクトの試験突破講座がありますので、興味のある方はこちらもチェックしてみください。
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け22時間完全コース)
スクールで学ぶ
スクールで学ぶメリットは、何と言っても質問ができることにあります。
何でもそうですが、独学で挫折しやすいのは、わからないところでつまずくと、先に進めなくなってしまうからです。
先に進めないとモチベーションを維持することも難しくなり、いつの間にかやらなくなってしまうんですね。
しかし、AWSを本格的に学ぶことができるスクールは、私が調べた限りではわずかに1校だけでした。(2020年4月時点)
スクールでは知識だけでなく、技術も身に着けることができますので、以下で具体的に紹介します。
AWSを学べる唯一のスクール「RaiseTech(レイズテック)」
【公式URL】https://raise-tech.net/
奈良県に本社を置く、株式会社RaiseTechが運営するオンラインのエンジニアリングスクールです。
RaiseTechで学べるもの
- Java
- AWS
- WordPress
AWSを本格的に学べるスクールとしては、私が調べた限りではここだけです。
例えばプログラミングスクールで有名なTechCampなんかでは、開発したアプリケーションをAWSで運用するためのノウハウを学ぶことはできますが、あくまでも補助的な内容になっています。
「プログラマーだけどAWSも触れるよ」ってぐらいの感じですね。
これだとクラウドエンジニアとして、AWSエンジニアとしてやっていきたいと考えている人には物足りません。
RaiseTechでは、
- AWSエンジニアによる、
- AWSエンジニアを目指す人のための、
- AWSに特化したカリキュラム
となっています。
その分内容的に簡単ではありませんが、本気でAWSを学びたいならRaiseTechをおススメします。
講師が現役のAWSエンジニア
講師は全員月単価80万以上の現役エンジニアであり、代表の江並氏は現役のAWSエンジニアです。
つまり、技術力がちゃんと備わっている人が講師として教えてくれるということです。
実はエンジニアではない人が教えていることが多いITスクール業界ですが、その点がRaiseTechは違います。
エンジニアでなくても、例えばプログラミングの文法を教えますなんていうのは、エンジニアではなくてもできるので、スクールとしては成り立ちます。
しかし、現場で必要なスキルを教えることができるのは現場を知ってるエンジニアだけです。
RaiseTechで学ぶ最大のメリットは、AWSを現役エンジニアから学ぶことができる点にあると言えます。
公式サイトでカリキュラムが確認できる
他のスクールでは見たことがありませんが、どんなスケジュールで何を学ぶのかが公式サイトを見れば一発でわかります。
こんな感じです。
第1週にはこれを学んで、第2週では...という具合に、カリキュラムの概要を具体的に確認できます。
学ぶことが明確であるため、学び始めてから想像と違ったということがなく、安心して申し込みができるようになっています。
人気はAWSフルコース
Java、AWS、WordPressと大きく3つのコースがありますが、一番人気はAWSフルコースです。
ちなみに、AWSにもコースが2種類あります。
- AWS自動化コース(単体コースと呼ばれています)
- AWSフルコース
2つの違いをみましょう。
AWS自動化コース | AWSフルコース | |
学習期間 | 2ヶ月 | 4ヶ月 |
受講形式 | オンライン | オンライン |
受講料(税込) | ¥207,900 学割:¥107,800 |
¥346,500 学割:¥217,800 |
質問受付 | 10時~24時(月曜~日曜) | 10時~24時(月曜~日曜) |
講義 | 毎週水曜20時〜 22時 (全8回) |
毎週土曜 13時 ~ 15時 (全16回) |
参加必須条件 | MacかWindowsのPCを持っている PCの基本的な操作が問題なくできる プログラミング、またはIT業界での現場経験がある |
MacかWindowsのPCを持っている ネット検索を利用できる |
トライアル受講(※) | なし | あり |
※トライアル受講
2週間のお試し受講が可能。この期間内での解約は全額返金となります。
ざっくりと違いをいうと、
- AWS自動化コースは経験者向け
- AWSフルコースは初心者OK
となっています。
ITエンジニアとして何かしらの経験があって、これからAWSのスキルも身に着けたいという場合には自動化コースを。
業界未経験からAWSエンジニアになりたいという人はフルコースを、それぞれおススメします。
ただし、「自分の経験値で、フルコースじゃなくても大丈夫なんだろうか?」と疑問に思う場合には、お問合せから質問してみましょう。
問い合わせ時のポイント
- これまでの経験内容
- AWSを学びたい目的
この2つを伝えて、フルコースと自動化コース、どちらがいいのかを確認すれば間違いありません。
AWSだけどRuby on RailsでWebアプリケーションも開発する
RaiseTechのモットーは、【最速で稼げるプロになる】です。
つまり、現場で即活躍できるエンジニアを育てるってことです。
そして、単純にAWSでインフラ構築ができるだけでは現場では通用しません。
そのため、簡単なものではありますが、Ruby on Railsも学び、Webアプケーションを作って、更にそれをAWSで構築したインフラで運用するという一連の流れを学ぶようなカリキュラムとなっています。
Webアプケーションがどのように作られ、それがAWSによって運用される時の課題や問題点などはどこにあるのかを学ぶことができる内容になっています。
未経験でも月単価55万円
これはRaiseTechで学んだ後、フリーランスとなった人の実際の月単価です。(必ずこの単価になるわけではありません。)
※中にはRaiseTechの講師と同じ案件に入っている卒業生もいます。
AWSエンジニアは需要があるにも関わらず、技術者不足で単価が高騰しています。
尚、RaiseTechではフリーランスの案件紹介だけでなく、正社員転職を考えている人にも求人紹介をしてくれます。
案件紹介や正社員転職支援は希望者のみなので、現職で使うために学びたいという人も、受講することはもちろん可能です。
RaiseTechの口コミや評判
良い口コミ
- 質問すると丁寧に答えてくれる
- 自力でアプリ開発からAWSでサーバー立ててデプロイまでできるようになった
- 講座を動画で見直すことができるのがいい
- エンジニアとして働いていく自信がついた
- AWSのスキルが身に付き、仕事の幅が広がった
- 無限に質問できる
現役講師が丁寧に教えてくれることで、技術力がしっかりと身につくという印象が強いですね。
では、悪い口コミもみてみましょう。
悪い口コミ
- 自走力が求めらるので、手取り足取り教えてもらいたい人には向かない
- 最初のRailsの資料が外部資料であった。
- 転職サポートについてはまだまだこれからという印象
口コミを調べていく中で、「自走」というキーワードは比較的頻繁に出てきました。
このことから、自ら積極的に学ぶ姿勢を持っている人でないと、RaiseTechのカリキュラムについてくことは難しそうです。
また、転職サポートは現段階では期待薄ということなので、
- フリーランスを目指すか
- 現職で学んだスキルを活かすか
- 自ら転職活動を行うか
受講後はこの3つの中から方向性を定めていくことになりそうです。
まとめ
AWSエンジニアへの転職について解説してきました。
AWSに限ったことではありませんが、ITエンジニアはスキルありきの世界です。
そのため、実務未経験であったとしても、現場で通用するスキルを持っていれば、どこでも引っ張りだこです。
クラウドの技術はこれからも益々浸透していくと言われています。
需要の高い技術を身に着けることができれば、それだけ稼げるようにもなりますし、最先端のサービス開発にも携わっていくことができます。
AWSは世界共通で需要の高い技術なので、これから学ぶスキルとして、間違った選択では絶対にないと思います。
\2週間のトライアルあり/AWS専門コース/
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