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転職をしようと思った時にまず初めに決めなければならないのが、
- 在職のまま転職活動を行うのか
- 離職(退職)して転職活動を行うのか
という二択です。
どちらにもメリットデメリットがありますので、情報を整理して今後の転職活動に繋げてもらえたらと思います。
在職のまま転職活動を行うメリット
無職にならない
在職のままで大きいのはこれですね。
安心感がありますし、仮に転職活動が長引いたり、やっぱり他にいいところが見つからないといった場合には、そのまま働けばいいだけなので、気持ちが楽ですよね。
また、転職活動を行うにあたり、交通費の捻出がやや懸念事項としてもあがっているため、在職であればその心配もないですし、職場までの定期なんかもそのまま転職活動に使うことができますね。
焦って決めてしまうことがない
在職のままであれば、あくまでも今以上と判断がしやすくなります。
焦って決めてしまったために、転職に失敗してしまったという相談を受けることも少なくありません。
在職のままであれば、収入面においては一定の安心感があると思いますので、冷静に転職先を決める大きなメリットになると思います。
年収の希望が通りやすい
在職のままだと、現状以上の年収を求めることが自然だと思います。
求人企業から見ても、現状以上でないと内定出しても断られてしまう可能性が高いと考えるため、在職のまま転職活動行うことで、年収の希望が通りやすくなる傾向にあります。
ただし、現状が市場相場よりも高い年収である場合は注意が必要です。
いくら現状以上が希望だと言っても、「うちの会社の評価基準とは合わないので」となってしまう可能性があります。
適正年収はエージェントに聞くかミイダスという転職サイトで簡単に無料で調べることができるので、興味がある人はやってみてください。
ポイント
キャリアチェンジなど未経験分野への転職となる場合は、年収が少し下がったとしても、お金よりもまずは経験と考えている人も多いと思うので、その場合は特にメリットになるとは言えないですね。
在職のまま転職活動を行うデメリット
面接調整が難しい
在職であるがゆえに、仕事の都合を見極めながら面接の日程調整を行う必要があります。
夜の時間帯や土日に面接してくれる会社であれば、比較的在職中でも調整はしやすいかもしれません。
しかし、そのような会社ばかりではないため、平日に有休を使って休まなくてはいけない時もあるでしょう。
月に1回ならまだしも、週に1回有休をとることはなかなか難しいかと思いますので、面接調整が難航する可能性があります。
もちろん面接日程がなかなか調整できないことに対して、在職中であることは考慮して頂けますが、結局は、「優先度が高ければ仕事が忙しくても調整できますよね?」とか「仕事の調整ができない人なのかな?」と思われてしまうこともあるんです。
同時並行で選考を進めるのが難しい
書類応募であればいくらでも同時並行で進められますが、上記の通り、面接調整がそう柔軟にできるものではないはずなので、応募する求人は絞って進めていく必要があります。
仮に一度に多くの求人に応募を進めて、例えば10社、一度に面接依頼があった場合、1ヵ月以内に面接を受けられる求人は、おそらく4~5社ではないでしょうか。
すると他の会社はどうなるかというと、「面接依頼をしているのに日程調整ができないなら今回は縁がなかったということで」と、一度は書類が通ったにも関わらず、面接を受ける前に見送りになってしまこともあるんです。
転職活動が会社にばれないか心配
転職活動をしていることは現職にはバレたくないと考えている人が多いです。
つまり、在職のまま転職活動するということは、周りにバレないように気を使いながら進めていく必要があります。
ただでさえ仕事と転職活動の同時並行で大変なのに、自分のことだけでなく、周りのことも気にしないといけないというのは、精神衛生上なかなか大変であることが予想されます。
すぐに入社することが難しい
特にエンジニアの場合は、プロジェクトの状況に応じて、
- すぐに採用したい
- できるだけ早く入社できる人を採用したい
- ○月○日に入社できる人を選考対象とする
このように求人企業が求めている場合も少なくありません。
在職の場合、どんなに早くても2週間、平均して1ヵ月、長いと3ヶ月ぐらい退職までに時間がかかるケースが想定されるため、内定をとってすぐに来て欲しいと要望があったとしても、それに答えることは概ね難しいでしょう。
ポイント
ある程度どれぐらいで退職ができそうかどうかを調べておくことで、事前に求人企業に対し、「○月頃の入社を希望しています」と伝えることができます。
するとそれを考慮して選考を行ってもらえるので、余計な工数を省くことができます。
引き留めに合う可能性がある
いざ転職先が決まって、退職の意向を現職に伝えた時に、引き留めに合うと退職できる日が伸びます。
「転職先よりも条件をあげるから残って欲しい」となんて言われることもあったりします。
実際そのように引き留められて、転職を断念せざるを得ない人もいたりしますので、「自分なら大丈夫」ではなく、在職のまま転職活動を行う場合は、引き留めに合う可能性も視野にいれつつ、進めていくことが大事です。
離職して転職活動を行うメリット
面接調整が容易にできる
在職中と違い、基本的に日程が空いているはずなので面接調整は比較的簡単にできますよね。
また、日程調整が早いと、【志望度が高い】と思ってもらいやすいです。
仮にあなたが求人企業の担当者だとして、面接依頼をしてすぐに調整できるAさんと、なかなか調整できないBさん、二人が同じスキルを保有している場合、どちらを採用しようと思いますか?
- Aさんの場合
【面接の調整を早く行う=面接に対する優先度が高い=志望度が高い】
- Bさんの場合
【面接の調整が遅い=面接に対する優先度が低い=志望度が低い】
という印象になりやすいため、この場合はAさんを採用したいと思う求人が多いです。
同時並行で多くの会社を受けられる
面接も柔軟に日程調整をして受けていくことができるため、同時並行で多くの会社を受けることが可能です。
すると、比較検討がしやすいということにも繋がります。
面接はたくさん受ければいいというものではありませんが、転職先を決めるということは、大事な選択であることは間違いないと思いますので、冷静に見極めるためにも比較検討することをおススメします。
転職活動が会社にばれるという心配がない
周りに気を使いながらの転職活動は、考えただけでも大変ですよね。
余計なストレスを感じずに転職活動に専念できることは大きなメリットになるでしょう。
入社日の調整がしやすい
【現職の退職日が決まり次第】ということがないので、極端は話、明日からでも入社することは可能と言うことができるでしょう。
求人企業からみると、【いつ入社できるのか?】は大事な選考材料となりますので、この点は離職しているとメリットになりやすいです。
離職して転職活動を行うデメリット
転職先が決まらない限り無職
当然と言えば当然なんですが、転職先が決まらなければ無職です。
- アルバイトをしながらでも構わない
- 副収入で一応生活はできる
- 貯金が結構溜まってる
このように金銭的に特に問題ない状態であればあまり気にすることはないかもしれませんが、転職先が決まらないことによって、金銭面において厳しくなることが予想される場合は、在職のまま転職活動行うことをおススメします。
ポイント
退職してから、転職活動に2ヶ月要したとして、入社に至るのが退職してから3ヶ月目。
お給料は月末締めの翌月末払いが一般的であることを考えると、転職先での最初のお給料が振り込まれるのは退職してから4ヵ月目。
そのため、少し余裕を持って見積もると、何も収入がない状態であっても、半年ぐらいは大丈夫という状態であることが理想的です。
早く決めなくてはいけないという焦りが生じる
離職中であり、収入がない状態だと焦りが生じやすいです。
また、働いていない状態というのは、想像以上にプレッシャーがかかります。
そこで、内定を取ったらすぐに決めてしまいたいという気持ちになるのもすごくよくわかります。
しかし、焦って決めてしまって、後々後悔することになっては元も子もありませんので、転職先は焦らずにしっかりと希望の合った条件であるかどうかを見極めてから入社を決めるようにしてください。
実際私が転職支援をしている中でも、「そろそろ決めちゃおうと思うんですよね」という半ばあきらめムードで転職先を決定しようとしてしまう人を何人も見てきました。
デッドラインてあると思うので、致し方ない選択をしないといけない場面もあるかもしれませんが、そうでない限りは、満足度70%は超えるような転職を目指すべきと思います。
在職のまま転職活動するのにおススメのエージェント
上記の「在職のまま転職活動を行うデメリット」でもあげた通り、在職のままだと面接を受けられる数が限定されてきます。
そのため、いかに希望とマッチした会社と面接を受けていけるかどうかが最大のポイントになります。
そこでおススメなのが業界特化型の専門エージェントです。
業界特化型の専門エージェントであれば、数よりも質で勝負する会社が多いため、より条件がマッチするところを紹介してくれる可能性が高いです。
IT特化型の転職エージェントの代表格は【レバテックキャリア】です。
転職エージェントは無料で使えるサービスなので、在職のまま転職活動をしようとお考えの場合は、まずはレバテックに登録してみましょう。
離職して転職活動するのにおススメのエージェント
離職している場合は、多くの求人に応募して選択していくことができる時間的余裕がありますので、この場合は求人数を多く扱っている大手のエージェントをおススメします。
大手の転職エージェントで代表格と言えば【リクルートエージェント】です。
圧倒的な求人数を誇ることから、まずはたくさん紹介をもらい、その中からある程度絞って応募を進めていくことをおススメします。
尚、【レバテックキャリア】などの業界特化型のエージェントの場合、求人は全国対応でないケースがデメリットとしてあげられるため、地方での転職を希望の場合は、大手のエージェントを活用することをおススメします。
転職活動を在職のまま進めるのと離職して進めるそれぞれのメリットデメリットまとめ
在職のまま転職活動するべきか、はたまた先に退職した方がいいのか。
あなたはどちらの方がいいと思いましたか?
どちらがいいかは、あなたのおかれている状況によって異なりますので、一概に、「在職のまま転職活動するべき!」とは言えません。
最後に在職のままがおススメな人、離職してしまった方がいい人の特徴をあげたいと思います。
在職のままがおススメな人
- いいところがあれば転職したいと思っている
- 現職に特に大きな不満は抱えていない
- 年収交渉を優位に進めたい
- 転職活動のための時間を作ることができる
- 収入が途絶えると家計的にまずい
離職した方がいい人
- すぐにでも辞めたい、辞めなければいけない理由がある
- 仕事が忙しすぎて、転職活動に時間を割けない
- キャリアチェンジが目的で、現職の経験はあまり役立たない
ひとまず在職のまま進めてみて、難しそうだったら退職するでも問題ないと思います。
現在の状況から見て、在職のままか退職するか、どちらがいいのかを判断して転職活動を進めていってくださいね。
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