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『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』
タイトルからすると、転職を斡旋するかのようなイメージを持ちますが、決して転職を斡旋する本ではありません。
転職を考える時に、これだけは抑えておけというポイントを、具体的にわかりやすく、ストーリー仕立てで教えてくれる本になっています。
本が苦手という人でも、漫画のような(活字のみではありますが。。。)感じで読むことができるので、内容が頭に入ってきやすいです。
それでは具体的にどのような本だったのか書いていきたいと思います。
この本を読むべきは、転職を考えている人だけにあらず
タイトルからすると、転職を考えている人向けの印象が強いのですが、私が実際に読んでみて感じたのは、キャリアを考える人全てにおススメできる本だと感じました。
特に人材業界で働く人、キャリアに関するアドバイスを他人に行うような仕事をしている人は、必読と言ってもいいと思っているぐらいです。
マーケットバリューという言葉をご存知でしょうか?
この本の中にも度々出てくる言葉なのですが、日本語にすると市場価値です。
つまり、今の会社でなく、他の会社でも同じように活躍できますか?ということを突き詰めていくような内容になっています。
勿論転職を考えている人にとっては、具体的な企業選びのやり方についても解説してくれるので、とても参考になると思います。
一人の青年の転職活動をリアルに描いてる
主人公は30歳で営業一筋。転職経験はなし。
会社の経営状態や取り扱っている商品の価値、社内環境(上司・先輩・同僚)などが具体的に描写されていて、転職を考えはじめてからの行動がストーリー形式で展開されていきます。
最初に転職エージェントは使うなとぶった切るところから始まるのですが、これは、転職のことを何も知らずにエージェントに任せてしまうと、単なるカモになってしまうということです。
転職エージェントも営利目的で事業を行っているからという理由です。
そのため、まずは転職の目的を明確にすることと、転職先は、業績が伸びている会社(もしくは今後伸びそうな会社)を志望していくべきと解説しています。
転職活動のフレームワークとなる説明がある
転職活動のフレームワーク
- マーケットバリューの測り方
- マーケットバリューの高め方
- これから伸びるマーケットの見つけ方
- 会社選びの基準
- いい転職エージェントの5箇条
- いいベンチャーを見極める3つのポイント
まずは自分のマーケットバリューを知り、そこからどのようにしたらマーケットバリューを高められるのかを知るところから転職活動は始まります。
その後会社を選ぶ基準を明確にし、今後伸びる会社を間違えないために確認すべきポイントを抑えます。
そして最後にいい転職エージェントやいいベンチャーを見極めるポイントを知っていれば、自分の意志でしっかりと転職先を選んでいくことができるでしょう。
転職エージェントで働く人たちは、こういう知識をもった求職者が今後増えるということも想定して、求人企業及びキャリアに対する知識を深めていかなくては、いずれ誰にも利用されなくなっていってしまうと思います。
まとめ
doda調べによると、少し古い記事ではありますが、社会人の52.5%が、転職経験ありというデータがあります。
終身雇用制度も崩壊し、今後自分のキャリアは自分で考えていく必要がある現代社会においては、おそらく転職経験者の比率はもっと多くなっているでしょう。
会社任せにしていると、たとえ今が良くても、10年後や20年後、突然切られてしまう可能性だってあります。
そんな時、他の会社にもすぐに転職できるスキルがあったり、一人になっても稼げる手段を持っていることが何より重要になってきます。
今後のキャリアを考えていく上で、この『転職の思考法』は、考え方の土台を作ることができる良書だと思います。
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