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SESや客先常駐で働いているエンジニアの人は、基本的に会社同士がプロジェクト単位で契約を結んでいるはずです。
そこで、実際に転職を考える時は、下記のような悩みを抱えている人も多いと思います。
転職を考える時の悩み
どうですか?当てはまるものはありましたか?
この記事では、SES・客先常駐で働くエンジニアの人が、どのタイミングで転職を行うとスムーズなのかという点と、実際に転職活動をする時に悩みやすいポイントについて解説をしていきます。
転職のタイミングはいつが良いのか?
冒頭でも触れた通り、SES・客先常駐の場合、プロジェクト単位で契約を結び、現場へ行っているはずです。
そのため、担当しているプロジェクトが一段落するタイミングに合わせて、転職をするのが一番スムーズと言えます。
しかし、「リリース予定はまだ1年先なんだけど」とか、「運用フェーズに入ってるから、一段落とかなさそうなんだけど」という場合もあるでしょう。
安心してください。
SES・客先常駐においては、基本的に3ヶ月単位で契約を結んでいることがほとんどなんです。(中には1ヵ月更新もあります)
そこで転職活動を行う前に、まずは以下3点について確認してください。
事前の確認ポイント
- 今の現場は何ヶ月単位での契約になっているのか
- 今の契約は何日(〇月〇日)までの契約なのか
- 契約更新はどのタイミングで行われる予定なのか
現場へアサインされる時に、上記について知らされていれば特に確認する必要はないかもしれませんが、あまりこういった情報を営業担当者がエンジニアに事前に話しているケースは稀でしょう。
契約更新時がポイント
”契約更新はどのタイミングで行われる予定なのか”
ここを確認することができれば、それに合わせて退職の話を持ち掛ければいいんです。
多い例としては、契約満了の1ヵ月前に更新かどうかの判断を行う場合が多いので、例えば3月31日までの契約なのであれば、2月末日までには辞める決断をして、契約更新の意思がないことを伝えればいいでしょう。
ちなみにきっちり契約更新のタイミングで退職の意思を伝えないといけないわけではなく、もっと前に伝えたって構いません。
季節や会社の年度末などはあまり関係がないので注意してください。
転職時の悩み
退職を意を伝えるタイミングはわかっても、いざ転職しようと考えると悩みはつきものですよね。
そこで、冒頭で触れた代表的な5つの悩みについて1つずつ回答していきますので、参考にしてもらえたらと思います。
プロジェクトの途中で抜けてしまってもいいものなのか
はい、全く問題ありません。
退職をいつするかは原則自由です。
もちろん、”明日から来ません”というのはさすがに厳しいかもしれませんが、民法では、退職の2週間以上前に申し出れば辞めることができるというルールが定められています。
できるだけ円満退社を希望の人が多いと思いますので、顧客との契約期間なども見計らった上で退職を申し出れば、引き留めこそあるかもしれませんが、大きな問題にならず、退職することができるでしょう。
あなたの抜けた穴は、他の誰かが埋めることになりますので安心してください。
契約途中だと損害賠償を請求されたりしないか
俗にブラック企業と言われている会社の場合、「賠償請求するよ」と脅されることがもしかしたらあるかもしれませんが、請求されることは基本的にありませんし、一般的な会社であればまず脅されることもありません。
現場で致命的なミスを犯してしまい、顧客に損害を与えてしまうようなことがあったとしても、それはあなたが責任をとるものではなく、会社が責任をとるものです。(故意によるものだった場合、話は変わってきますが。。。)
もし脅されてしまった場合は、その時は怖いと思いますが、冷静に対処するようにしてください。
一番良いのは、労働基準監督署に相談するといいでしょう。
労働基準監督署は、給与未払いや不当解雇、パワハラなどに対して相談ができます。全国に設置されていますので、自宅から近くのところに足を運んでみることをおススメします。
常駐先(顧客)から引き抜きの話が出ているが、受けてもいいのか
受けても大丈夫です。
ただし、筋を通した方がお互い気持ちいいと思いますので、所属会社に引き抜きの話がきていることを話しても大丈夫かどうか、常駐先に確認することをおすすめします。
快く承諾してくれれば、その常駐先を会社として信用していいと思います。
しかし、ここでもし断られるようだと、その常駐先は、会社間の取引のことを考えずに行動していると捉えることができるため、引き抜きの話に応じることはあまりおススメはできません。全うな会社とは言い難いからです。
もちろん100%失敗するという話ではありませんので、冷静に考えて決断する必要があると思います。
同業他社には転職しちゃいけないという会社規定があって気になっている
まず、何故このような規定を会社が定めているかというと、同業他社に対して、自社のノウハウであったり機密情報を漏らされてしまうと、会社に対して不利益に働いてしまうことが懸念されるからです。
なので、この規定を定める気持ちが分からなくはないといったところですが、そもそも日本人には憲法で定められた”職業選択の自由”が存在します。
そのため、モラルに反することをしなければ同業他社へ転職しても問題ありません。
中には誓約書を書かされるケースもありますが、誓約書を書いたらから、訴えられたら負けが確定するというものでもありません。
しかし念のため、誓約書を求められた場合は、拒否をするのが無難でしょう。
誓約書を書かないと辞めさせてもらいないという話になる場合は、こちらも労働基準監督署に相談してみましょう。
プロジェクトが忙しくて転職活動がしたくでもできない
忙しさの度合いが人それぞれだと思いますが、まずは週に1日、2日の休みがとれているかどうかが大きなポイントになります。
週に1日だけでも休みがあるようであれば、その日を使って面接を受けに行ったりできるからです。
これがもし、休みが不定期でなかなか面接の日程調整も難しいとなってくると、辞めない限り転職活動はできません。
「次が決まる前に退職するなんて厳しい...」と考える人も多いでしょう。
それであれば、現職で何とかして面接へ行ける時間を確保しなくてはいけません。
また、「土日に面接やってくれるところなんてないんじゃないの?」と思い込んでる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
土日でも面接対応してくれる会社はあります。しかし、その求人を自分で見つけるのは確かに大変です。
そんな時は転職エージェントに、「土日に面接してくれる会社を探しているんですけど」と相談してみましょう。
もちろんそれ以外にも希望条件があるかと思いますので、それらを伝えて、可能性のある会社の面接を設定してもらえるようにエージェントを活用すればいいんです。
また、MIIDAS(ミイダス)という転職サイトであれば、求人企業からの面接確約オファーが届くため、自分から求人を探す手間が省けます。
登録すれば、あなたの経歴を基に、市場価値分析も行ってくれるので、新しい可能性の発見にも繋がるかもしれませんよ。
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市場価値診断ができる転職サイト【ミイダス】に登録してみたのでレビューします。
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転職の相談をするなら専門のエージェントがおススメ
SESははっきり言って特殊であり、IT業界の一つの特徴とも言えるでしょう。
つまり、転職の相談をする場合は、SESについて理解のあるエージェントでないと、まっとうなアドバイスをもらうことが難しいです。
IT専門のエージェントでおススメできるのはレバテックキャリアと社内SE転職ナビです。
レバテックキャリア
IT、Web専門の転職エージェントであり、フリーランスITエンジニアの支援も行っているため、業界の契約形態に詳しいです。
扱っている求人は専門であるにも関わらず5,000件以上。
利用料は完全無料なので、SES・客先常駐に悩んでいてかつ、Web系への転職を考えている場合にはレバテックキャリアをおススメします。
登録時の注意点
登録項目としては、まずはじめに希望の勤務形態を1つ選択することになります。
- 正社員・契約社員
- 派遣
- フリーランス
希望勤務形態については、後からでも変更可能なので気軽に選んでもらって大丈夫です。
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社内SE転職ナビ
その名の通り、社内SEの求人を専門に扱う転職エージェントです。
社内SEの定義は、【客先常駐がないこと】です。
つまり、社内SEはもちろんのこと、自社サービスに携わりたいという人にマッチしたエージェントとなります。
自社勤務の求人は人気が高い傾向にあるため、気になる人はすぐに登録して募集中の求人情報を確認してみることをおススメします。
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まとめ
SES・客先常駐で働くエンジニアの人が、どのタイミングであれば転職がスムーズにいくのかを解説してきました。
また、転職時に多い悩みについてもアドバイスさせてもらいましたが、他にも様々な理由があるかもしれません。
そんな時は一人で考えこまずに、誰かに相談してみましょう。
極論ですが、辞めたければあなたのタイミングで辞めていいんです。
無理して肉体的にも精神的にも体調を崩してしまうのが一番よくないと思います。
もしかするとすぐに辞めて転職活動すれば、離職期間が1ヵ月や2ヵ月で済むかもしれません。
しかし、肉体的、精神的に病んでしまうと、復帰までに6ヶ月やそれ以上の期間を要してしまうかもしれません。
後悔しないためにも、「今どうしたいのか」という素直な気持ちも大事にしてくださいね。
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