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AIや機械学習の分野に携わりたいと考えた場合に、まずは初めに思い浮かぶプログラミング言語って【Python】ですよね。
これまで他のプログラム言語で仕事をしていたり、プログラミング自体が初めてという人も、これからPythonを勉強してAIの開発に携わってみたいと考えている人も多いと思います。
そこでこの記事では、Python初心者におススメの勉強方法について紹介していきます。
自力で学習したい人のために、Pythonの環境構築方法や無料で使えるWebサイトも合わせて紹介していきますので、これからPythonの勉強をしてみようかなと考えている人の参考になればと思います。
Pythonが学べるプログラミングスクールをお探しの場合は、こちらの記事をどうぞ。
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AI時代を生きぬくためにPythonが学べるプログラミングスクール13校の特徴や料金、受講場所について紹介。
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Pythonとは?
まずはじめに、Pythonとはプログラミング言語の1つであり、冒頭でも触れた通り、AIや機械学習の分野でよく使われています。
Pythonにできること
AIや機械学習の分野での活用が目立つ一方で、その他にも以下の用途で使われています。
- Webアプリケーションの開発
- 組込みソフトウェア(IoT)の開発
- データ分析、データ収集
意外に思われたかもしれませんが、Pythonは汎用プログラミングと呼ばれるように、汎用性の高い便利な言語になっていて、様々な用途で使われているんです。
Pythonで作られているサービス例
- YouTube
- DropBox
- Evernote
Pythonの需要
TIOBEインデックスによると、2019年11月現在、Pythonはプログラミングランキングで3位になっています。
また、ビッグデータの解析であったり、自動運転技術なんかにもAIが欠かせないものになりつつあります。
そこで必要となるプログラミングはPythonなので、需要は増加傾向と言えます。
引用元:TIOBE
注意ポイント
このTIOBEインデックスは、どれだけそのプログラミング言語が検索されているかや、Githubにソースコードがアップされているのかなどによってランキングが作成されています。
(※Githubとは、プログラミングを保存したり、みんなで共有するためのWeb上の管理システムです。)
一概に人気順、求人数が多い順ということではありませんので、その点には注意が必要です。
ランキングの算出方法について詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
Python初心者は何から始めたらいい?
Pythonを勉強しはじめるにあたり、やり方は大きく3つあります。
勉強のはじめ方
- 自力で環境構築して勉強する
- 無料のWebサイトを使って勉強する
- スクールに申し込んで勉強する
それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
自力で環境構築して勉強する
【環境構築する】とは、パソコンでプログラミングができる状態にする前準備のことを言います。
具体的には、必要なソフトをインストールすることで、初めてパソコンでプログラミングができるようになります。
なんでこんなことが必要かというと、例えばワードにプログラミングを書いても、それは単なる文字であって、プログラムを実行するなんてことはできないわけです。
ワードは書いてあるものを基本的に文字として認識するようにできているからですね。
そのため、プログラムを実行するには、プログラムを理解することができるソフトが必要になるというわけです。
注意ポイント
インストール方法がわからなくて時間がかかってしまうと、肝心のプログラミングを勉強する前に挫折してしまいます。
環境構築するのにお金は基本的にかかりませんので、一度挑戦してみてもいいと思いますが、難しいと感じた場合には、すぐに他の方法で勉強することをおススメします。
とにかくモチベーションを保ちながら勉強することが習得への近道になります。
Pythonの環境構築をしてみよう
それでは自分のパソコンで、Pythonによる開発ができるように環境構築をしてみましょう。
インストールするソフトですが、Anacondaを利用します。
メモ
Anacondaは統合開発環境と呼ばれるもので、簡単に言うと、これ一つインストールすれば、Pythonで開発を行うにあたり、必要なものは全て整いますよという便利なものです。
尚、PyCharmもPythonの統合開発環境として有名なのですが、PyCarmはPythonでWebシステムを作ろうと思った場合に適しているものであるため、AI・機械学習の開発を考えている場合には、Anacondaをおススメします。
同じ統合開発環境であっても、備えている機能などの違いがあるんです。
Anacondaは公式のダウンロードページから簡単にインストールできます。
ダウンロードページを開くと以下のように表示されます。
ダウンロードをする際、自分のパソコンのOSを選択してから、Phtyon3をダウンロードしましょう。
Python2でも問題はありませんが、3の方がバージョンとしては新しいので、あまりここで迷う必要はありません。
バージョンは更に、以下画像だと3.7となっているように、細かいバージョンに分かれますが、ダウンロードページには最新版が表示されますので、それをダウンロードすれば問題ありません。
ダウンロードしたファイルを開き、【Next>】をクリックします。
利用規約に同意するかを求められるので、【I Agree】(同意する)をクリックします。
※同意しないと先に進めません。
インストールは、今ログインしているユーザーに対して行うのか、それともパソコン全体(すべてのユーザー)に対して行うのかを選択します。
特別な事情がない限り、今ログインしているユーザーのみで大丈夫です。
【Just Me(recommended)】が選択されていることを確認して、【Next>】をクリックします。
インストール先のパスが表示されます。
これも特別な事情がなければ、基本的に変更は不要ですので、そのまま【Next>】をクリックします。
インストールオプションの選択となります。
図の通りにチェックがついていれば特に問題ありません。
【Install】をクリックします。
インストールが始まりますので、しばし待ちます。
インストールが完了したら、【Next>】をクリックします。
Pycharmの案内が出ますが、そのまま【Next>】をクリックして大丈夫です。
インストールの最後の画面です。
チェック項目が2つありますが、これはチェックをつけてもつけなくてもどちらでも大丈夫です。
チェックをつけたまま【Finish】をクリックすると、対象のwebページが開くだけです。
邪魔だと思う人はチェック外して【Finish】をクリックしましょう。
これでAnacondaのインストール及び、Pythonの環境構築も完了です。
Anaconda Navigaterを開いてプログラミングしてみよう
Anacondaをインストールすると、その中にAnaconda Navigaterというソフトもインストールされています。
Windowsの場合、スタートメニューを開くと、Anaconda3というフォルダができていて、その中にAnaconda Navigaterがあることを確認できると思いますので、それを起動すると以下の画面が表示されます。
様々なツールが表示されていますが、とりあえずポピュラーなJupyter Notebookを開きましょう。
(【Launch】をクリック)
Jupyter Notebookが開いたら、画面右側の方にある【NEW】をクリックします。
次に【Python3】をクリックします。
これは、新しくPythonでプログラムを書く場所を作成する作業となります。
すると以下の画面が表示され、プログラムを書くことができます。
試しに1+1と入力して実行してみましょう。
2という結果が表示されるはずです。
※実行する時は、Shift+Enterを押します。
プログラミングを書ける環境が整ったら、あとは書籍を用意して勉強を進めましょう。
Pythonの書籍は数多く出版されていますが、安定的に人気のある書籍は以下になります。
名前の通りPythonの入門書であり、プログラミングおよびPythonの基礎からウェブ、データベース、ネットワーク、並行処理といった応用まで、Pythonプログラミングをわかりやすく丁寧に説明しています。
無料のWebサイトを使う
代表的なサイトを先に3つあげておきます。
- Progate(https://prog-8.com/)
- Paiza(https://paiza.jp/)
- ドットインストール(https://dotinstall.com/)
※ユーザー登録をすると基本有料で勉強ができますが、一部、応用編などは有料のものもあります。
これらのサイトでは、サイトの中で実際にプログラミングを打つことができ、ネット環境さえあれば、誰でも、どこでも、気軽に勉強を始めることができるのが特徴です。
とりあえずやってみるという場合には一番おススメできます。
また、自力で環境構築をするのと違い、説明がきちんとつくことや、わからない時には正解を確認することもできるため、挫折しにくいというメリットもあります。
ちなみに、スマホでの勉強にはあまり適していませんのでご注意ください。
注意ポイント
勉強する時は、プログラミングは実際に自分の手で打つようにしてください。
動画でも学ぶことはできますが、頭ではわかっていても、実際に打てないとなると意味がありません。
野球に例えると、いくら動画を見てイメージトレーニングをしても、バッターボックスに立ってみたら全く打てないのと同じような感じですね。
スクールに申し込む
スクールにはご存知の通り、教えてくれる人がいますので、効率よく学ぶことができるのが最大のメリットです。
しかし、プログラミングスクールは高額なところが多く、費用面において難しいと考える人も多いと思います。
自己投資と言えば聞こえはいいですが、スクールに通う場合には、【許容できる金銭面と、どこまでできるようになりたいのか】を明確にしてから申し込むことをおススメします。
そうでないとスクールにカモられてしまい、「思っていたより学べなかった」となってはお金がもったいないですよね。
そのためには、いきなりスクールに通うよりも、まず最初は上記で紹介したようなProgate、Paiza、ドットインストールなどのWebサイトを使うなり、自力で環境構築するなどして、少しでも独学でやってみることをおススメします。
尚、スクールを選ぶ時はまず、オンラインかオフライン(通学)かを検討しましょう。
【オンラインが向いてる人】
働きながら隙間時間を使って勉強をしようと考えているならオンライン完結型がいいでしょう。
料金的なことも考慮すると、TechAcademy [テックアカデミー]がおススメです。
AIコース、4週間で139,000円(税別)です。
【オフライン(通学)が向いてる人】
比較的時間に余裕があり、通学形式でしっかりと学びたいという人はオフラインの方がおススメです。
オフラインの場合は、【TECH::CAMP(テックキャンプ)】がおススメです。
入会金が148,000円(税別)かかりますが、その後は月額14,800円(税別)で、テックキャンプが用意しているカリキュラムを全て受け放題になります。
決して安いとは言えませんが、他のスクールは1つのコースでいくらと決まっていますし、カリキュラムを終えたら追加で受講などは難しいので、使い方によってはかなり安く学ぶことができます。
Pythoneが学べるプログラミングスクールを他にも知りたいという人は、こちらの記事をご覧ください。
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AI時代を生きぬくためにPythonが学べるプログラミングスクール13校の特徴や料金、受講場所について紹介。
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ポイント
スクールは無料体験&相談会を開催しているところが多いです。
体験することで、そのスクールで学ぶイメージが明確になりますので、絶対やってみた方がいいです。
まずは体験会に参加して話を聞いてみてから、今後の方針を決定するでもいいと思います。
Python初心者におすすめの学習方法まとめ
Pythonの学び方について紹介してきました。
Pythonは、JavaやCなんかと比べると、比較的プログラミングが簡略化していて書きやすく、プログラミング初心者でもとっつきやすい言語となっています。
すでに何かしらのプログラミング経験者であれば、細かな文法の違いとライブラリの種類について把握することができれば、業務で使っていくこともできるようになるでしょう。
しかし、データサイエンティストを目指したい場合には、Pythonのプログラミングだけでなく、数学や統計の勉強も必要になりますのでご注意ください。
Pythonは需要が増加傾向の注目プログラミング言語ですし、扱える言語の幅を広げることで、今後のキャリアアップにも繋がるはずです。
お金をかけなくても勉強をし始めることはできますので、まずは一歩踏み出してみてください!
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