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プログラミングには論理的思考が求められると、どこかで聞いたことある人は多いんじゃないでしょうか。
しかし、なんで論理的思考?そもそも論理的思考って何?という人もいると思いますので、まずはそこを抑えることで、なぜプログラミングに論理的思考が必要とされているのかを解説していきたいと思います。
また、転職活動においては、面接で論理的思考を見られているという事実もありますので、その対策についても合わせて解説していきたいと思います。
論理的思考とは?
論理的思考とは、ロジカルシンキングとか、単にロジカルとも言われてたりしますね。
これは簡単に言うと、【ゴールまでの道筋を立てること】です。
もう少し踏み込むと、【ゴールまでの道筋を考えて、物事を考えたり遂行したりすること】となります。
そしてこれらを考える中で重要になってくるポイントが、【モレなく、ダブりなく】です。
ITエンジニアに限らず、このような論理的思考は様々な職種で求められることが多く、面接でも論理的思考力があるかどうかを見られているケースも少なくありません。
なぜプログラミングに論理的思考が求められるのか
まずは結論からいきましょう。
プログラミングに論理的思考が求められるのは、プログラミングが何かしらの問題解決を行うために用いられる手段だからです。
もう少し詳しくみていきたいと思います。
プログラミングを仕事とするプログラマーやSE(システムエンジニア)は、顧客の要望しているものや自社サービスを作ることが仕事ですよね。
では、顧客の要望するものや自社サービスの共通点は何でしょう?
答えは、【今ある問題(課題)を解決したり、もっと効率化するもの】です。
身近な例をあげてみます。
- メールだと送受信に時間がかかる問題があった。だからチャット形式のLINEが開発された。
- 毎年の確定申告が大変。なのでfreeeというクラウド経理ソフトが開発された。
- webサイトの需要が増えてるけど、0からサイトを作るのは時間がかかる。だからwordpressが開発された。
- 同じゲームをやってるユーザー同士が繋がれた方がより面白いはず。だからオンラインゲームが開発された。
- 自動車事故が絶えない。だから自動運転技術を作っている。
- 人の力では限界がある。だからロボットを作っている
これはほんの一例にすぎませんか、プログラミングが関係しているものは全て、『今ある問題を解決する』ために作られています。
これは今後も変わりません。
そして、問題解決を行うために大事なことは、問題の起こっている原因とその対処法を考えることです。
原因と対処法がわかったら、システム要件に落とし込んでプログラミングで開発をしていきます。
このように、ゴールを決めてから道筋を立てて仕事をしていくのがプログラマーやSEの仕事なんです。
そしてシステムを作る上で、モレ(大事な機能の入れ忘れなど)があってはいけませんし、ダブり(データの重複など)があってもいけないわけです。
だからプログラミングには論理的思考が必要とされます。
面接では論理的思考を見られている
エージェントの仕事をしていると、面接官から何故面接で見送りだったのか、その理由を聞ける機会が幾度となくあります。
その中で、「論理的思考能力に欠ける」ことが理由で面接見送りになっているケースがあるんです。
では、論理的思考能力に欠けると思われる人は、具体的にどういった人なのでしょうか。
面接官に、論理的思考能力に欠ける点において具体的に聞いてみると、以下のような回答をもらうことが多いです。
- 結論から話せていない
- 質問と回答がずれてしまう
- いきあたりばったりで計画性がない
- WHY(なぜ?)がない
- 自我が強い
これらに当てはまると、論理的思考能力がない人と思われやすいので注意が必要です。
それぞれどんな風に思われてしまうのか見てみましょう。
- 結論から話せないということは、ゴールがどこだかわかっていないということ。
- 質問と回答がずれてしまうのは、道筋を話していたらゴールがわからなくなってしまったということ。
- 計画性がないということは、ゴールからの逆算ができないということ。
- WHYがないということは、疑問がないということ。すなわち、道筋を立てることができないということ。
- 自我が強く、自分は間違っていないと思うことは、そのこと自体が論理的ではない。
このようなイメージを持たれてしまうため、結果的に論理的思考能力が欠けている人と思われてしまうんです。
もしかすると、「自分が面接で落とされている原因てこれかも」と思ったところがあれば、早急に改善が必要です。
論理的思考の鍛え方
論理的思考は鍛えることができます。
考えてみてください。小学生で論理的思考の子なんていますか?
もちろん例外として天才と呼ばれるような子もいたりすると思いますが、決して多くはないはずです。
つまり、論理的思考とは後天的なものであり、後から身に着けることができるスキルだと捉えるべきでしょう。
そして肝心の鍛え方は、大きく2つ。
- 本を読み、教養を養う
- 何かを説明する時は、「結論から言うと...」を意識する
そうです。まずは勉強が必要です。
何も学ばずに論理的思考が身につくと思ったら大間違いです。
そもそも論理的思考とは、考え方に他ならないので、いきなり考え方を変えろと言われても無理ですよね?
ということは、勉強することで論理的思考の知識を、あなた自信の中に落とし込んでいく作業が必要になるわけです。
知識を入れたら、あとは実践していくのみです。
質問への回答を事前に準備しておくこと
会社毎に面接で質問される内容はほとんど同じケースである場合が多いです。
これは何故かというと、同じことを質問しないと、他候補者との比較検討がしにくくなるからです。
例えばですが、求職者Aさんには将来のキャリアプランを聞いて、求職者Bさんには聞かなかったとしたら、キャリアプランの考え方的に、AさんBさんどちらの方が会社に合いそうかどうかってわからないですよね。
もちろん経歴が全部同じ人はいないと思うので、経歴の部分で質問される内容については十人十色となるでしょう。
しかし、経歴以外の質問(将来のキャリアプランや今後どんな仕事をしたいのか、転職活動の軸、仕事で困った時の対処法など)に関しては、マスター質問とでもいいましょうか、いつも決まって質問されるので、ここは事前に準備をしておくべきです。
そして、それぞれの質問に対して論理的に答えられるようにしておくことが大事なポイントです。
尚、転職エージェントはこういった面接で質問されやすい内容をチェックして情報を持っているので、活用しない手はないですね。
特にレバテックキャリアはエンジニア専門のエージェントなので、求人企業によって質問される内容であったり、答え方として適切な回答を一緒に考えてくれるので心強いです。
また、面接でよく聞かれる質問も当サイトでまとめていますので、こちらもチェックしてみてください。
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未経験エンジニアが面接で聞かれやすい7つの質問を解説。自己紹介など例文付き。
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プログラミングに論理的思考が求められる理由まとめ
プログラミングに論理的思考が求められる背景について解説してきました。
プログラマーやSEの仕事が、【問題解決にある】というのは新鮮だったのではないでしょうか。
IT技術によって、世の中は驚くほど様々な問題を解決し、それとともに効率的になってきました。
効率的になることを人は便利と呼ぶのだと思います。
今後もより効率的に、便利にしていくのは、論理的思考をもったエンジニアの方々に他ならないと思います。
現役エンジニアの方も、これからエンジニアになろうとしている人も、改めて論理的思考について、勉強されてみてはいかがでしょうか。
キャリアの幅が今よりも広がる可能性が高くなると思いますよ。
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