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AIに注目が集まっていることは多くの人が認識していると思いますが、いざAIに関わるエンジニアって、実際どんな仕事内容になるのか疑問に思われている人も多いのではないでしょうか。
また、もしAIエンジニアへの転職を考えるのであれば、年収や将来性も気になりますよね。AIエンジニアは人材不足と言われているポイントも見逃せません。
この記事ではAIエンジニアの年収や仕事内容、将来性について解説します。
AIエンジニアという職種が気になっている人に是非読んでもらえたらと思います。
AIエンジニアとは?
AIとは『Artificial Intelligence』(アーティフィシャル インテリジェンスと呼びます)の略称であり、人工知能のことを指します。
人工知能とは、私たちの脳と同じように、人工知能が自ら認識や学習をして、自ら判断を下したり予想したりすことができるコンピューターとなります。
そしてその人工知能を開発するエンジニアのことをAIエンジニアと呼びます。
2019年現在、私らの脳と全く同じような働きができるAIは存在していないため、まだまだ発展途上であると言えるでしょう。
しかし、自動運転技術の発達やスマートスピーカーの音声認識、医療現場でのAIによる診察など、確実にAIは私たちの生活に浸透してきています。
AIがプロの棋士に勝ったというニュースもまだ記憶に新しいですよね。
経済産業省では、AI(及びIot)を扱うエンジニアのことを、先端IT人材と呼び、対してこれまでのITエンジニアのことは従来型IT人材と呼び分けています。
AIエンジニアは、今後の動向が注目されている職種であることは間違いありません。
AIエンジニアの仕事内容
AIエンジニアの仕事内容は大きく3つに分類することができます。
- アルゴリズム設計
- プログラミング開発
- データ分析・解析
実際どの業務を行うのかは、求人によって異なります。
全て担当するようなケースもあれば、まずはプログラミングをメインで担当してもらうなど様々です。
アルゴリズム設計やデータ分析・解析においては、高度な知識を要する形となります。
高度な知識とは、キーワードとして、機械学習、深層学習、自然言語処理、数理科学、物理学、統計などがあげられます。
また、システム開発の仕事がITだけでなく、医療、金融、製造、飲食など、様々な業界で需要があるのと同じように、AIもまた様々な業界での活用が見込まれているため、いわゆる顧客は多岐に渡ります。
ポイント
アルゴリズム設計を専門で行う人:機械学習エンジニア。
データ分析・解析を専門で行う人:データサイエンティスト。
プログラミングを専門で行う人:AIプログラマー
AIエンジニアとは、これらを総称した職種の呼び名となっています。
AIエンジニアの年収(推定)
平均年収.jpによると、年代別の平均年収は推定で以下のように算出されています。
30代:約780万円~(推定)
40代:1,000万円~(推定)
50代:1,200万円~(推定)
30代でも十分高いですが、年齢が上がる毎に更に年収アップが見込める職種であることがわかると思います。
ただし、あくまで平均となるため、これ以下になる可能性ももちろんあります。
上記の仕事内容で解説した業務が一通り対応可能であったり、どれかに秀でたスキルを保持していないと、平均年収を目指すことは難しいと言えるでしょう。
AIエンジニアの将来性や人材不足の試算
AIを学ぶ教育目標が設定された
政府の発表した【AI戦略2019】によれば、2025年の実現を念頭に、以下教育目標を設定とあります。
- 全ての高等学校卒業生が、「理数・データサイエンス・AI」に関する基礎的なリテラシーを習得。また、新たな社会の在り方や製品・サービスのデザイン等に向けた問題発見・解決学習の体験等を通じた創造性の涵養
- データサイエンス・AIを理解し、各専門分野で応用できる人材を育成(約 25 万人/年)
- データサイエンス・AIを駆使してイノベーションを創出し、世界で活躍できるレベルの人材の発掘・育成(約 2,000 人/年、そのうちトップクラス約 100 人/年)
- 数理・データサイエンス・AIを育むリカレント教育を多くの社会人(約 100 万人/年)に実施(女性の社会参加を促進するリカレント教育を含む)
- 留学生がデータサイエンス・AIなどを学ぶ機会を促進
つまり、プログラミングと同様に、AIに関する知識もみんな身に着けていくべきという判断ということでしょう。
それだけAIは今後の需要拡大が見込まれていて、これから教育にも取り入れていく計画があるということは、AIエンジニアには将来性があるということが言えるでしょう。
人材不足が懸念されている
IT人材需給に関する調査によると、AI需要の伸びが予想の平均をいくと、AIエンジニアの需要と供給のバランスは以下のようになるということです。
ざっくりと12万4千人程が不足している試算となっています。
(もちろんAI需要の伸びが予想平均を下回る可能性もわるけですが、その場合でも約1万2千人が不足する試算となっています。)
いずれにしろAIエンジニアの需要に対して人材不足となっている状況は、今後も変わらない可能性が高いと言えるでしょう。
AIエンジニアは人材不足(需要増が予想されている)であることからも、将来性のある職種であると言えます。
ポイント
同調査でもう一つ気になった内容としては、2030年に「従来型IT⼈材」が10万⼈余る。という試算も出ているということです。
従来型とは、一般的なSEやPGを指すと思って頂いて大丈夫ですが、これは正直「え?」と思う人が多いと思います。
つまり、AIの需要拡大に伴い、従来のSEやPGの在り方も変化していくということなのかもしれません。
AIが学べるプログラミングスクールも充実
AIといえばPythonというプログラミング言語を思い浮かべる人も多いと思いますが、AIエンジニア不足の背景もあり、各スクールが続々とカリキュラムを作りサービス提供を開始しています。
当サイトでもAI・Pythonが学べるプログミングスクールを13校取り上げていますので、勉強しようと考えている人は是非ご覧ください。
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AI時代を生きぬくためにPythonが学べるプログラミングスクール13校の特徴や料金、受講場所について紹介。
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まとめ
AIエンジニアの仕事内容、年収、将来性と、需要と供給バランスについて見てきました。
数学や統計といった専門知識が求められるため、AIエンジニアに苦手意識を持つ人も多いかもしれません。
しかし、AIエンジニアの需要と供給のバランスに出てきた図を見て頂くとわかるように、2025年には現在の倍以上のAIエンジニアが存在している試算となっています。
単純に大学で専門的なことを学んだ人たちがAIエンジニアにそのまま就職するようになっていくだけで、この推移は難しいと思いますので、おそらく現システムエンジニアがAIエンジニアにキャリアチェンジしていくことが予想されているのだと思います。
その昔、汎用系からWeb系に言語やシステム構成が入れ替わったのと同じように、今後は既存システムとAIが融合することで、新しいスキルが要求される時代がこようとしていると思いますので、今のうちからできる限りの準備をしておくことが、安定したキャリを築いていくためには必要になっていくと考えられます。
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