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無料ITスクールを検討している人向けに、比較すべきポイントを9つにまとめました。
優先順位が人によって異なるので、そこが難しいところだと思いますが、まずは気になるスクールについては9項目について確認をとり、比較してみることをおススメします。
無料だからと言って安易に申し込まない方がいいケースもありますので、要チェックです。
無料ITスクールは、なぜ無料で運営できるのか?
何かのサービスを受ける場合は、その対価としてお金を払うことが一般的かと思います。
そしてITスクールと言えば、1ヵ月20万円とか、3ヶ月で50万円など、比較的高額なイメージもあると思います。
では、なぜ無料のITスクールが存在するのか。
それは【就職(転職)支援】にあります。
つまり、「無料で学べるけど、必ずうちを使って就職してね。」というものです。
そうすることでスクールは、あなたが入社した会社から紹介料を支払ってもらうことで、スクールの運営費を賄っているんです。
自由に就活ができないという点ははっきり言ってデメリットですが、それでも無料で専門技術を教えてもらうことができ、就職サポートまで行ってもらえるのは非常に良心的なサービスと言えると思います。
無料のITスクールはボランティアではない
”無料だから試しにやってみようかな”、”合わなかったら辞めればいっか”
このような中途半端な気持ちで無料ITスクールを受講するのは辞めましょう。
あなたが途中で辞めた場合、スクールには1円もお金が入ってこないので、これが続くとどうなるでしょう?
世の中に無料のITスクールはなくなってしまうと思います。
”一人ぐらい辞めても大丈夫でしょ” そういった気持ちが優良サービスを無くしてしまうきっかけになってしまいます。
無料ITスクールはボランティアでやっているわけではありません。
無料で勉強させてもらえるという自覚と、エンジニアとして就職する覚悟を持って無料ITスクールには参加するようにしましょう。
無料ITスクールの比較ポイント
それでは具体的に比較ポイントを見ていきましょう。
ポイントを見ながら、優先順位をどこに置きたいかも考えながら読んでもらえるといいと思います。
【ポイント1】何が学べるのか、ゴールはどこか
例えばプログラミングを学びたい場合には、言語は何を学べるのか、そして、受講完了する時には、どのようなことができるようになっているのかが明確であると安心できます。
「こんなサイトが作れるようになりますよ。」「こんな機能が作れるようになりますよ。」といった具合に、デモ画面なんかも見せてもらえると尚いいですね。
ここで、「どこまでできるようになるかは人によります」という説明だけだと、受講生任せであり、カリキュラム及び講師の教える力に自身がないことが予想されるので、そういったスクールは避けた方がいいでしょう。
どんな人でもこれぐらいはできるようになりますと言ってもらるスクールの方が、カリキュラムに自身を持っていると言えますよ。
【ポイント2】オンライン、オフラインはどちらを選択するか
通う時間がない人はオンライン一択になりますね。
ただオンラインだと自由度が高いために、どうしてもさぼり気味になってしまうという話もよく聞きます。
その点に対してスクールもフォロー体制を整えてはいますが、通った方がいいというタイプの人もいると思いますので、この辺りはあなたの置かれている状況と好みによるかなと思います。
オフラインの場合は交通費がかかりますのでその点には要注意ですね。
受講料が無料と言っても、交通費を支給してくれるようなスクールはありません。
交通費の捻出が難しい場合は、自宅から近くにあるスクールを選ぶか、オンラインを選択するのかになってきます。
【ポイント3】パソコンの貸し出しはあるか
パソコンを持っていない場合、パソコンを貸し出してくれるスクールだと初期費用が抑えられます。
いくらスクールで勉強をしても、やはり自宅での復習も欠かせません。
しかし、せっかくエンジニアを目指すなら、パソコンの1台ぐらいは購入を検討してもいいのではないかと思います。
初心者向けにどんなスペックを買うべきなのかを別記事でまとめていますので、気になる人は【パソコン初心者向け】これからエンジニアを目指すなら抑えておきたいスペックを紹介します。をご覧ください。
【ポイント4】マンツーマンか授業形式か
1対1でマンツーマンで受けられるものもあれば、1対多となる授業形式のものまで、スクールも形態は様々です。
それぞれのメリット、デメリットを把握しておきましょう。
マンツーマンのメリット・デメリット
講師にすぐに質問ができる点が一番のメリットでしょう。
また、講師があなたの進捗を随時把握することができるため、細かなフォローができる点もメリットとなります。
一方、授業を一人で受けるため、同じくエンジニアを目指す仲間を作れないことがマンツーマンのデメリットと言えます。
授業形式のメリット・デメリット
マンツーマンとは対照的に、エンジニアを目指す仲間を作ることができます。
学校へ通っていた時、同じ空間で同じ勉強をする中で、自然と会話するようになり、気づいたら友達になっていたという経験がある人は多いんじゃないでしょうか。
ITスクールでも同じです。
同じスクール生同士、教えたり教わったり、コミュニケーション取りながらアウトプットすることで、より成長が期待できるのが授業形式のメリットです。
一方、講師が受講生一人一人の進捗状況を細かくチェックできるかというと、マンツーマンよりは劣ってしまうところや、講師が他の受講生の対応している場合は、すぐに質問できないといったところがデメリットになります。
【ポイント5】講師はどんな経歴の人が担当するのか
基本的なこと(プログラミングの文法やOSのコマンド操作等)ならエンジニア職を経験してなくても教えることはできます。
ただ、【現場で生かせるスキル】を身に着けようと思った場合は、やはりエンジニア経験者でないと難しいです。
スクールでどこまで学びたいのかにもよりますが、基本的なことだけでいいなら講師を気にする必要はあまりないと言えます。
しかし、即戦力を目指したかったり、できるだけ仕事に入ってすぐに役立つスキルを身に着けたいと考えた場合、エンジニア経験のある人が講師を担当しているスクールを選ぶべきです。
【ポイント6】就職のサポートは具体的に何をやってもらえるのか
履歴書や職務経歴書は一緒に作成してもらえるのか、経歴や自己PRを書くのが苦手だけどちゃんとフォローしてもらえるのか。
面接練習は納得いくまでやってもらえるのか、就活に入った時はどのようにフォローしてもらえるのか。
内定をとった時に、年収や入社日の交渉なども行ってもらえるのか。
カリキュラムだけでなく、就活して入社に至るまでのイメージがしっかりと持てると不安が一つ消えますね。
基本的に無料ITスクールは、受講生が紹介先の企業へ入社に至らないとお金が入ってきませんので、就活には力を入れているわけですが、より支援が手厚いスクールの方がもちろんおススメと言えます。
【ポイント7】どんなところに就職ができるのか
冒頭でも触れましたが、無料ITスクールは就職活動に縛りがあるため、どんな求人を紹介してもらえるのかがかなり重要になってきます。
とは言っても、客先常駐型の求人が基本的に多くなる傾向にあります。
何故なら、客先常駐であれば未経験者を採用しても、すぐに会社の売上に貢献してもらうことができるためです。
自社だとそういうわけにはいきませんので、「ある程度戦力になる人なら」という条件で未経験者を採用しているところもあります。
学歴や年齢、スキルの習得具合によって、同じスクールでも紹介してもらえる求人が異なるケースがありますので注意が必要です。
スクールの説明を聞く時に、担当者に経歴も伝えて、自分ならどんなところを紹介してもらえるのかを確認しましょう。
【ポイント8】もしも就職できなかった場合はどうなるのか
しっかり勉強してエンジニアとして就職しようと考えていても、もしかするとあなたの意志とは関係なく、外的要因によって就職に至ることが難しくなるケースもあるでしょう。
それより以前に、面接を受けて内定をもらえるかどうか自信がないという場合にも、この点は不安に感じるでしょう。
そんな時にスクールがどのような対応をしてくれるのかは注意が必要です。
中には違約金が発生する場合もございますので、あらかじめ確認しておく必要があります。
もちろん違約金はない方が好ましいですね。
【ポイント9】ポートフォリオの作成、資格取得についてはどうか
折角ならポートフォリオの作成や資格を取って、経歴+αのアピールポイントを作って就活に臨みたいものです。
カリキュラムを一通り受けるだけで終わってしまうのか、それともポートフォリオや資格取得についても支援してもらえる制度があるのかどうかは受講を申し込む前に確認しておくといいでしょう。
過去の卒業生がどんなものを作っているのか、どんな資格を取得しているのか教えてもらえると、よりイメージがしやすいと思います。
まとめ
無料ITスクールを比較する時のポイントについて紹介させてもらいました。
未経験であるうちは、まずはエンジニアとして働き始めることが大事ですので、まずは就職率の高いスクールを選ぶことをおススメしたいと思います。
そしていざ就職先を決める時には、【どれぐらいの期間でどれぐらいの成長が見込めるか】を1つの判断材料にして頂けると、その後のエンジニア人生が大きく変わってきます。
決して勤務地が近いとか、私服で働けるとか、会社が大きいというだけで決めてしまわないようにしてください。
最後に9つのポイントをまとめておきたいと思います。
無料ITスクールの比較ポイント
- 何が学べるのか、ゴールはどこか
- オンライン、オフラインはどちらを選択するか
- マンツーマンか授業形式か
- パソコンの貸し出しはあるか
- 講師はどんな経歴の人が担当するのか
- 就職のサポートは具体的に何をやってもらえるのか
- どんなところに就職ができるのか
- もしも就職できなかった場合はどうなるのか
- ポートフォリオの作成、資格取得についてはどうか
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